Solaris 9 9/02 ご使用にあたって (SPARC 版)

Sun ONE Directory Server (旧 iPlanet Directory Server) の問題

設定の問題

インストール時、識別名を入力するときには UTF-8 文字セットエンコーディングを使用します。ほかのエンコーディングはサポートされていません。インストール操作では、データはローカル文字セットエンコーディングから UTF-8 文字セットエンコーディングに変換されません。データをインポートするために使用される LDIF ファイルも UTF-8 文字セットエンコーディングを使用する必要があります。インポート操作では、データはローカル文字セットエンコーディングから UTF-8 文字セットエンコーディングに変換されません。

スキーマの問題

SunTM Open Net Environment (Sun ONE) Directory Server (旧 iPlanet Directory Server) 5.1 が提供するスキーマは、RFC 2256 において groupOfNames オブジェクトクラスと groupOfUniquenames オブジェクトクラスに指定されているものとは異なります。Sun ONE Directory Server 5.1 が提供するスキーマでは、member 属性タイプと uniquemember 属性タイプはオプションで選択します。RFC 2256 では、これらのタイプにはオブジェクトクラスごとに少なくとも 1 つの値が存在する必要があると指定されています。

aci 属性は操作属性です。明示的に要求しない限り、検索結果は返されません。

レプリケーションの問題

現在、広域ネットワーク上のマルチマスターレプリケーションはサポートされません。

サーバープラグインの問題

SunTM ONE Directory Server 5.1 は UID 一意性検査 (Uniqueness) プラグインを提供します。デフォルトでは、このプラグインは起動されません。特定の属性について属性の一意性を確実にするには、属性ごとに属性の一意性検査 (Attribute Uniqueness) プラグインの新しいインスタンスを作成します。属性の一意性検査 (Attribute Uniqueness) プラグインの詳細については、http://docs.sun.com の『iPlanet Directory Server 5.1 管理者ガイド』を参照してください。

現在、参照整合性検査 (Referential Integrity) プラグインはデフォルトでオフです。衝突解決ループを回避するために、参照整合性検査 (Referential Integrity) プラグインは、マルチマスターレプリケーション環境でも 1 つのマスターレプリカだけで有効にする必要があります。連鎖要求を発行するサーバーで参照整合性検査 (Referential Integrity) プラグインを有効にする前に、パフォーマンス資源、時間、および完全性のニーズを解析します。完全性チェックはメモリー資源と CPU 資源を大量に消費する可能性があります。

サービスのロールとクラスの問題

nsRoleDN 属性はロールを定義するのに使用します。この属性は、ユーザーのエントリにおけるロールメンバーシップを評価するのには使用しないでください。ロールメンバーシップを評価するときには、nsrole 属性を調べます。

インデックスの問題

複数のデータベースを持つ場合、VLV インデックスは正しく機能しません。