インストールしたいロケールを選択すると、ロケールに依存するソフトウェアパッケージがインストールされます。日本語環境をインストールするには、必ず日本語パッケージをインストールする必要があります。
Solaris 9 9/02 では、インストールするロケールとして、日本語ロケールを 1 つだけ選択した場合でも、すべての日本語ロケールがインストールされます。たとえば、ja ロケールのみを選択した場合でも、ja、ja_JP.eucJP、ja_JP.PCK、および ja_JP.UTF-8 ロケールがインストールされます。
DOCUMENTATION 2 of 2 CD を Solaris 9 9/02 INSTALLATION CD からインストールする場合
後述のバグ情報にあるバグ ID: 4668033 のため、Solaris 9 9/02 INSTALLATION CD を使用して、DOCUMENTATION 2 of 2 CD を インストールする場合には、インストールするロケールの項で、対象言語の EUC ロケールが選択されている必要があります。Solaris 9 9/02 INSTALLATION CD の「カスタムインストール」を選択した後「ソフトウェアのロケール選択」画面で EUC のロケール (日本語環境の場合は、ja ロケール) を選択し、DOCUMENTATION 2 of 2 CD をインストールするように設定してください。
Solaris suninstall プログラムの場合
「地域の選択」画面で、インストールするロケールを選択します。この画面では、あらかじめ選択したシステムのデフォルトロケールが自動的に選択された状態になっています。たとえば、システムのデフォルトロケールとして ja ロケールを選択した場合、この画面では ja ロケールのみが選択されますが、実際にはすべての日本語ロケールがインストールされます。
Solaris Web Start 3.0 インストールの場合
「インストール形式の選択」画面にて、「デフォルトインストール」を選択した場合、システムのデフォルトロケールのみが自動的に選択され、ロケールを選択するための画面は表示されません。たとえば、システムのデフォルトロケールとして ja ロケールを選択した場合、ja、ja_JP.eucJP、ja_JP.PCK および ja_JP.UTF-8 ロケールのみがインストールされます。他の言語のロケールをインストールする場合は「カスタムインストール」を選択して、「ソフトウェアのロケール選択」画面で、追加したいロケールを選択してください。
カスタム JumpStart インストールの場合
カスタム JumpStart インストールが参照するプロファイルに locale キーワードを追加します。 [locale キーワードは、日本語パッケージのインストールに影響しますが、システムのデフォルトロケールを決定するものではありません。]
日本語ロケール環境をインストールする場合には、locale キーワードの値に ja、ja_JP.eucJP、ja_JP.PCK または ja_JP.UTF-8のいずれかを指定します。
なお、プロファイル中で locale キーワードを明示的に定義しない場合でも、デフォルトロケールとして日本語ロケールが設定されていれば、すべての日本語ロケール環境が自動的にインストールされます。