Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

nistbladm 構文

nistbladm コマンドの一般的な構文は次のとおりです。


nistbladm options \
 [columspec | columnvalue] \
 [tablename | indexedname]

表 19–1 nistbladm コマンドのオプション

オプション 

説明 

-a | -A

既存の NIS+ テーブルにエントリを追加する。-a を指定した場合、nistbladm コマンドを実行すると既存のエントリが上書きされる場合には、エラーが返される。-A を指定した場合、nistbladm コマンドが既存エントリを上書きする場合でも強制的に実行される (エントリをテーブルに追加するを参照)

-D defaults

別のデフォルト特性を使ってオブジェクトを作成する (詳細については、デフォルトの nistbladm(1) のマニュアルページを参照)

-d

テーブルを破棄する (テーブルを削除するを参照)

-c

テーブルを作成する ( テーブルを作成するを参照)

-r | -R

既存の NIS+ テーブルからエントリ (1 つまたは複数) を削除する。-r を指定した場合、複数のエントリの削除につながる nistbladm コマンドは実行されず、エラーが返される。-R を指定した場合、複数のエントリの削除につながる nistbladm コマンドであっても強制的に実行される (テーブルからエントリを削除するを参照)

-m

テーブルエントリを修正するためのオプション。旧リリースとの互換性を維持するためにだけ残されている。エントリを修正するのであれば、-e オプションまたは -E オプションを使うほうが望ましい

-e | -E

既存の NIS+ テーブルのエントリを修正する。-e を指定した場合、複数のエントリの変更につながる nistbladm コマンドは実行されず、エラーが返される。-E を指定した場合、複数のエントリの変更につながる nistbladm コマンドであっても強制的に実行される (エントリを修正するを参照)