Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

メモリーの不足

システムのメモリーやスワップ空間が不足すると、NIS+ の様々な問題やエラーメッセージに遭遇します。一時的な解決策として、不必要なウィンドウやプロセスを終了させることが考えられます。必要に応じて、ウィンドウシステムを終了し、端末のコマンド行を使用します。それでもメモリー不足を知らせるメッセージが表示されるときは、スワップ空間やメモリーを追加するか、十分なスワップ空間やメモリーを持つシステムに切り替えます。

特定の状況では、アプリケーションやプロセスがメモリーを無駄に消費し、使用メモリーサイズが極端に大きくなることがあります。次のコマンドを実行すると、アプリケーションやプロセスの現在のサイズを知ることができます。


ps -el

sz (サイズ) の列には、各プロセスの現在のメモリーサイズが表示されています。必要に応じて、サイズが同程度と思われるアプリケーションやプロセスを比較し、メモリーサイズが極端に大きいものが存在しないかどうか調べます。