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| Sun ONE Application Server 7 J2EE CA Service Provider Implementation 管理者ガイド |
J2EE Connector Architecture の概要このマニュアルは、J2EE CA リソースアダプタを配備し、Sun ONE Application Server で使用する必要のある管理者を対象にしています。J2EE CA リソースアダプタのアセンブルおよび配備の方法について説明します。
このmoduleでは、次の項目について説明します。
J2EE CA の概要
J2EE Connector Architecture では、J2EE プラットフォームを異機種の EIS (Enterprise Information System (エンタープライズ情報システム)) に接続するための標準アーキテクチャを定義します。EIS の例には、ERP、メインフレームトランザクション処理、データベースシステム、および Java プログラミング言語以外で記述された旧バージョンのアプリケーションが含まれます。スケーラブルでセキュリティで保護された、トランザクションに基づく一連の機構を定義することにより、J2EE Connector Architecture を使用して EIS をアプリケーションサーバーや企業アプリケーションと統合することができます。
J2EE Connector アーキテクチャを使用すると、EIS ベンダーは EIS の標準リソースアダプタを提供できます。リソースアダプタはアプリケーションサーバーのプラグインになり、EIS、アプリケーションサーバー、および企業アプリケーションの間の接続を可能にします。アプリケーションサーバーのベンダーが J2EE Connector アーキテクチャをサポートするためにシステムを拡張する場合、複数の EIS へのシームレスな接続が約束されます。EIS ベンダーは、J2EE Connector アーキテクチャをサポートするすべてのアプリケーションサーバーにプラグインできる、標準リソースアダプタを 1 つだけ提供する必要があります。アプリケーションサーバーには複数のリソースアダプタをプラグインできます。これにより、アプリケーションサーバー上に配備されたアプリケーションコンポーネントがその下にある EIS にアクセスすることができるようになります。次の図に J2EE Connector アーキテクチャを示します。
アプリケーションサーバー - トランザクション、プール (接続)、セキュリティなど、J2EE CA サーバーサイドの規約を実装しています。
リソースアダプタ (Resource Adapter) - サーバーサイド規約を使ってアプリケーションサーバーに接続します。Sun One Connector Builder を使ってリソースアダプタを生成できます。
エンタープライズ情報システム- システム規約を介してアプリケーションサーバーに接続するバックエンドシステムです。
アプリケーションコンポーネント - EJB、MDB、JSP、サーブレットなどのサーバサイドコンポーネントで、アプリケーションサーバー上で配備、管理、および実行されます。また、Web クライアント層で実行される一方で、アプリケーションサーバーによって Web クライアントに公開されるコンポーネントを指すこともあります。後者のアプリケーションコンポーネントの例には、Java アプレットや DHTML ページがあります。