Solaris 9 インストールガイド

SPARC: 電源管理情報の事前設定

Solaris の電源管理ソフトウェアを使用すると、システムが 30 分間アイドル状態になると自動的にシステム状態を保存し電源を切ることができます。EPA の省電力 (Energy Star) ガイドラインのバージョン 2 に準拠したシステム (sun4u システムなど) に Solaris 9 ソフトウェアをインストールするときは、デフォルトで電源管理ソフトウェアもインストールされます。Solaris Web Start のインストール時に、インストールプログラムは、電源管理ソフトウェアを有効にするか、無効にするかの指定を求めます。suninstall インストールプログラムは、インストールが完了し、システムがリブートした後で、電源管理ソフトウェアを有効にするか無効にするかを指定するよう求めます。


注 –

システムが Energy Star バージョン 3 以降に対応している場合、この情報の入力は求められません。


対話式インストールを実行している場合は、電源管理情報を事前設定してプロンプトを回避する方法はありません。カスタム JumpStart インストールでは、finish スクリプトを使ってシステムに /autoshutdown または /noautoshutdown ファイルを作成することで、電源管理情報を事前設定できます。システムのリブート時に、/autoshutdown は電源管理ソフトウェアを有効にし、/noautoshutdown ファイルは電源管理ソフトウェアを無効にします。

たとえば、finish スクリプトに次の行を入れておくと電源管理ソフトウェアが有効になり、システムリブート後にプロンプトが表示されないようにすることができます。

touch /a/autoshutdown

finish スクリプトの詳細は、finish スクリプトの作成を参照してください。