Solaris 9 インストールガイド

ソースブート環境へフォールバックする

新しいブート環境のアクティブ化の状況に応じて、次の 3 つの作業からいずれかを選択します。

ブート環境作成は正常に完了したが元のブート環境にフォールバックさせる場合

この例では、新しいブート環境のアクティブ化が正常に完了したにもかかわらず、元の c0t4d0s0 ブート環境をアクティブブート環境として復元しています。デバイス名は first_disk です。


# /usr/sbin/luactivate first_disk 
# init 6

SPARC: ブート環境のアクティブ化に失敗した場合のフォールバック

この例では、新しいブート環境のブートに失敗しています。シングルユーザーモードで元のブート環境 c0t4d0s0 からブートさせるために、OK プロンプトを表示させる必要があります。


OK boot net -s
# /sbin/luactivate first_disk
Do you want to fallback to activate boot environment c0t4d0s0 
(yes or no)? yes
# init 6

元のブート環境 c0t4d0s0 がアクティブブート環境になります。

SPARC: DVD、CD、または ネットワークインストールイメージを使って元のブート環境にフォールバックする

この例では、新しいブート環境のブートに失敗しています。元のブート環境からはブートできないためメディアまたはネットインストールイメージを使用する必要があります。デバイスは /dev/dsk/c0t4d0s0 です。元のブート環境 c0t4d0s0 がアクティブブート環境になります。


OK boot net -s
# fsck /dev/dsk/c0t4d0s0
# mount /dev/dsk/c0t4d0s0 /mnt 
# /mnt/sbin/luactivate
# umount /mnt 
# init 6