DNS のデーモン in.named によって使用されるすべてのデータファイルは標準リソースレコード書式で書かれます。標準リソースレコード書式では、ファイルの各行は、リソースレコード (RR) と呼ばれるレコードです。各 DNS データファイルには決められたリソースレコードが必要です。
最も一般的に使用されるリソースレコードのタイプを 表 5–7 に列挙します。 通常、表 5–7 に並んだ順で入力しますが、この順序は必須ではありません。
表 5–3 一般的に使用されるリソースレコードのタイプ
形式 |
説明 |
---|---|
SOA |
権限の開始 |
NS |
ネームサーバー |
A |
IPv4 インターネットアドレス (名前からアドレス) |
AAAA |
IPv6 インターネットアドレス (名前からアドレス) |
PTR |
ポインタ (アドレスから名前) |
CNAME |
正規名 (ニックネーム) |
TXT |
テキスト情報 |
MX |
メール交換 |
これ以降に示すサンプルファイルでは、@ は現在のゾーンまたは現在の起点を示します。