次に挙げる文字には特別な意味があります。
表 5–6 特殊なリソースレコード文字
文字 |
定義 |
---|---|
. |
ネームフィールドで、1 つのドットだけが指定された場合は現在のドメインを指す |
@ |
ネームフィールドで、1 つの @だけが指定された場合は現在の起点を示す |
.. |
2 つのドットがネームフィールドに指定された場合は NULL ドメイン名を表す |
\ X |
X は数字 (0 - 9) 以外の任意の文字で、\ を付けることによって文字に特別な意味を持たせないようにする。たとえば、\. を指定して、ラベルにドット文字を入れることができる。 |
\ DDD |
各 D は一桁の数字で、\ を付けることによって DDD で表される 10 進数に対応する 8 進数を表現する。結果的に得られる 8 進数は、テキストとみなされ、そのテキストに特別な意味があるかどうかはチェックされない |
() |
データが 1 行に収まらないとき、データをグループ化するのにカッコを使用する。結果的に、カッコの間では行の終わりが認識されない |
; |
セミコロンでコメントが開始する。その行でセミコロン以降は無視される |
* |
アスタリスクはワイルドカードを表す |
ほとんどのリソースレコードには、現在の起点があり、名前の最後にドット (.) が付いていなければ、現在の起点が名前に追加されます。この機能は、マシン名などのデータに現在のドメイン名を追加する際には便利ですが、追加したくない場合には、問題を引き起こす可能性があります。データファイルを作成しているドメイン内に名前がない場合は、ピリオドで終わる完全指定名を使用してください。