別名は、オブジェクトがほかのマッピング属性で使用されるときに設定する必要があります。NIS+ オブジェクト名が完全指定されていない場合 (ドットで終わっていない場合) は 、nisplusLDAPbaseDomain の値が付加されます。
次に例を示します。
nisplusLDAPdatabaseIdMapping rpc:rpc.org_dir |
このパラメータでは、データベース ID rpc を NIS+ rpc.org_dir テーブルの別名として定義しています。
NIS+ テーブルオブジェクトを 2 つの異なるデータベース ID ごとに 2 回定義する場合、テーブルオブジェクト自体 (このオブジェクトを LDAP に対応づける必要がある場合) として定義し、次にテーブルエントリとして定義します。次に例を示します。
nisplusLDAPdatabaseIdMapping rpc_table:rpc.org_dir nisplusLDAPdatabaseIdMapping rpc:rpc.org_dir |
まず、データベース ID rpc_table と rpc を、rpc.org_dir テーブルの別名として定義します。次に、rpc_table を rpc.org_dir テーブルオブジェクトに使用し、rpc をそのテーブルのエントリに使用することを定義します。