Solaris ボリュームマネージャの管理

シナリオ — RAID 1 (ミラー) ボリューム

図 9–1 に、2 つのボリューム (サブミラー) d20d21 から構成されるミラー d2 の例を示します。

Solaris ボリュームマネージャソフトウェアは、データの複製を複数の物理ディスク上に作成し、1 つの仮想ディスクとしてアプリケーションに提供します。ディスクへの書き込みは常に複製されますが、ディスクからの読み取りはミラーを構成するいずれかのサブミラーだけから行われます。ミラー d2 の容量は、もっとも小さいサブミラーのサイズと同じになります (サブミラーのサイズが異なる場合)。

図 9-1 ミラーの例

2 つの RAID 0 ボリュームを合わせて RAID 1 (ミラー) ボリュームとして使用し、冗長性のある記憶域を提供しています。