Solaris ボリュームマネージャの管理

サブミラーの概要

ミラー 化された RAID 0 ボリュームを サブミラーと呼びます。 ミラーは、1 つまたは複数の RAID 0 ボリューム (ストライプまたは連結) から構成されます。

ミラーには最大 3 つのサブミラーを使用できますが、実際には 2 面ミラーで十分です。3 つめのサブミラーを構成すると、オンラインでバックアップをとることができます。この場合、バックアップのために 1 つのサブミラーがオフラインになっていても、データの冗長性は失われません。

サブミラーを「オフライン」にすると、そのサブミラーに対する読み取りと、書き込みは停止されます。この時点で、このサブミラーへのアクセスが可能になり、バックアップを実行できます。ただし、オフライン状態のサブミラーは読み取り専用になります。サブミラーがオフライン状態の間、Solaris ボリュームマネージャはミラーに対するすべての書き込みを追跡管理します。サブミラーがオンライン状態に戻ると、サブミラーがオフラインの間に書き込まれた部分 (再同期領域) だけが再同期されます。また、サブミラーをオフラインにすると、エラーが発生した物理デバイスの問題を追跡したり修復したりすることが可能になります。

サブミラーは、いつでもミラーに接続したり、ミラーから切断することができます。ただし、少なくとも 1 つのサブミラーが常時、接続されていなければなりません。

通常は、サブミラーが 1 つだけのミラーを作成し、後で 2 つめのサブミラーを追加します。