ストライプ方式の連結は、コンポーネント (ストライプ) の追加によって容量が拡張されるストライプです。
ストライプ方式の連結の飛び越し値をストライプレベルで設定する場合は、Solaris 管理コンソール内の「拡張ディスク」か metattach -i コマンドを使用します。ストライプ方式の連結の各ストライプには、別々の飛び越し値を設定することができます。ストライプ方式の連結を新たに作成する場合は、特定のストライプに飛び越し値を指定しないと、直前のストライプの飛び越し値が使用されます。
図 7–3 に、3 つのストライプを連結した d10 の例を示します。
最初のストライプは 3 つのスライス (A から C) から構成され、飛び越し値は16K バイトです。2 つめのストライプは 2 つのスライス (D と E) から構成され、飛び越し値は 32K バイトです。 最後のストライプ は 2 つのスライス (F と G) から構成されています。このストライプには飛び越し値が指定されていないため、その前のストライプの飛び越し値 (32K バイト) が継承されます。データチャンクはまず最初のストライプに順次、書き込まれます。このストライプが満杯になると、チャンクは 2 つめのストライプに書き込まれます。さらに、このストライプが満杯になると、チャンクは 3 つめのストライプに書き込まれます。各ストライプでは、データチャンクが、指定された飛び越し値に基づいてインタリーブされます。