Solaris ボリュームマネージャの管理

例 — 2 面ミラーを作成する (マウント解除できるファイルシステム)


# metainit -f d1 1 1 c1t0d0s0
d1: Concat/Stripe is setup
# metainit d2 1 1 c1t1d0s0
d2: Concat/Stripe is setup
# metainit d0 -m d1
d0: Mirror is setup
# umount /master
(ファイルシステムがミラーを参照するように /etc/vfstab ファイルを編集する)
# mount /master
# metattach d0 d2
d0: Submirror d2 is attached

まず、-f オプションを使って最初の連結 d1 を強制的に作成します。これには、/dev/dsk/c1t0d0s0 にマウントされたファイルシステム /master が含まれています。次に 2 番目の連結 d2/dev/dsk/c1t1d0s0 から作成します。(このスライスのサイズは d1 以上でなければなりません。) そして、metainit コマンドに -m オプションを付けて実行し、d1 から 1 面ミラー d0 を作成します。

次に、このファイルシステムのエントリがミラーを参照するように /etc/vfstab ファイルを編集します。たとえば、次の行を見てください。


/dev/dsk/c1t0d0s0 /dev/rdsk/c1t0d0s0 /var ufs 2 yes -

上記の行を次のように変更します。


/dev/md/dsk/d0 /dev/md/rdsk/d0 /var ufs 2 yes -

最後に、ファイルシステムをマウントし直し、サブミラー d2 をミラーに接続して、ミラーの同期を取り直します。RAID 0 と RAID 1 ボリュームが設定され、サブミラー d2 が接続されたことを示すメッセージが表示されます。