Solaris ボリュームマネージャの管理

RAID 5 ボリュームを拡張するには

  1. すべてのデータの最新のバックアップを取っているか確認します。また、この操作にはルート権限が必要です。

  2. RAID 5 ボリュームを作成するための背景情報を確認します。

  3. 次のどちらかの方法で RAID 5 ボリュームに他のコンポーネントを追加します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ディスク」から「ボリューム (Volumes)」ノードを開き、次に RAID 5 ボリュームを開きます。「コンポーネント (Components)」ペインを選択し、次に「コンポーネントを割り当て (Attach Component)」を選択して、指示に従ってコンポーネントを追加します。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metattach コマンドを実行します。


      metattach volume-name name-of-component-to-add
      
      • volume-name は、拡張するボリュームの名前です。

      • name-of-component-to-add は、RAID 5 ボリュームに追加するコンポーネントの名前です。

      詳細は、metattach(1M) のマニュアルページを参照してください。


    注 -

    一般に、コンポーネントの追加は、領域が不足している RAID 5 ボリュームに対する一時的な解決策です。性能上の理由から、「純粋な」RAID 5 ボリュームの使用をお勧めします。


例 — RAID 5 ボリュームにコンポーネントを追加する


# metattach d2 c2t1d0s2
d2: column is attached

この例では、既存の RAID 5 ボリューム d2 にスライス c2t1d0s2 を追加します。

次の作業

UFS の場合は、RAID5 ボリュームに対して growfs コマンドを実行します。詳細は、ボリュームとディスク領域の拡張を参照してください。

データベースなど、raw ボリュームを使用するアプリケーションは、独自の方法で領域を拡張できなければなりません。