すべてのデータの最新のバックアップを取っているか確認します。また、この操作にはルート権限が必要です。
RAID 1 および RAID 5 ボリューム内のコンポーネントの交換と有効化の概要と RAID 1 ボリュームの背景情報を確認します。
次のどちらかの方法でサブミラー内のスライスを有効にします。
Solaris 管理コンソール内の「拡張ディスク」から「ボリューム (Volumes) 」ノードを開き、ミラーを選択し、「アクション (Action) 」、「プロパティ (Properties) 」の順に選択し、「サブミラー (Submirror) 」タブをクリックします。画面の指示に従ってスライスを有効にします。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。
metareplace コマンドを使って、サブミラー内のエラーが発生したスライスを有効にします。
# metareplace -e mirror failed-slice |
metareplace コマンドを実行すると、修復または交換されたスライスとミラーの他の部分との再同期が自動的に開始されます。
詳細は、metareplace(1M) のマニュアルページを参照してください。
# metareplace -e d11 c1t4d0s7 d11: device c1t4d0s7 is enabled |
この例の場合、ミラー d11 には、ソフトエラーが発生したスライス c1t4d0s7 を使用するサブミラーがあります。-e オプションを付けた metareplace コマンドを実行して、エラーの発生したスライスを有効にします。
物理ディスクに障害が発生した場合は、そのディスクをシステム上で利用可能な他のディスク (およびスライス) と交換できます (サブミラー内のスライスを交換するにはを参照)。あるいは、ディスクを修復または交換し、フォーマットした上で、この例のように、 - e オプションを指定した metareplace コマンドを使用することもできます。