Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

「資源制御 (Resource Controls)」タブ

資源制御を使用して、プロジェクトを資源制約の集合と対応付けることができます。これらの制約によって、プロジェクトのコンテキストで実行するタスクまたはプロセスの資源許容量が決定されます。

図 12-2 Solaris 管理コンソールの「資源制御 (Resource Controls)」タブ

この画面は、「資源制御 (Resource Controls)」タブを表示しています。このタブには、資源制御とその値が表示されています。

「資源制御 (Resource Controls)」タブへのアクセス方法

「資源制御 (Resource Controls)」タブは、ナビゲーション区画の「System Configuration」の下にあります。「資源制御 (Resource Controls)」にアクセスするには、次の手順に従います。

  1. ナビゲーション区画の「System Configuration」コントロール要素をクリックします。

  2. 「プロジェクト (Projects)」をダブルクリックします。

  3. コンソールのメインウィンドウにあるプロジェクトをクリックして選択します。

  4. 「アクション (Action)」メニューから「プロパティ (Properties)」を選択します。

  5. 「資源制御 (Resource Controls)」タブをクリックします。

    プロセス、プロジェクト、およびタスクの資源制御の値を表示、編集、または削除します。

設定可能な資源制御

使用可能な資源制御のリストを表示するには、コンソールヘルプの「資源制御」または 使用可能な資源制御を参照してください。

値の設定

プロセス、プロジェクト、およびタスクの資源制御の値を表示、編集、または削除できます。これらの操作は、コンソールのダイアログボックスで実行します。

資源制御 (Resource Control) と値 (Value) は、コンソールに表形式で表示されます。資源制御 (Resource Control) の欄には、設定可能な資源制御の一覧が表示されます。値 (Value) の欄には、各資源制御に対応付けられているプロパティが表示されます。表内では、これらの値は括弧で囲まれており、コンマで区切られたプレーンテキストとして表示されます。括弧内の値は「action 文節」を示します。各 action 文節は、しきい値、特権レベル、シグナル、および特定のしきい値に対応付けられているローカルアクションで構成されます。各資源制御は複数の action 文節を持つことができ、各 action 文節もコンマで区切られます。


注 -

実行中のシステムでは、コンソールから project データベースに加えた変更は、プロジェクトで起動される新しいタスクに対してだけ有効になります。