ダイアルインサーバーは、速度の設定の衝突が原因で問題が発生する可能性があります。次に示す手順は、接続の問題の原因がシリアル回線速度の衝突であることを特定するのに役立ちます。
/bin/login のようなプログラムを介して PPP を起動し、回線の速度を指定した
PPP を mgetty から起動し、誤ってビットレートを指定した
ダイアルインサーバーにログインします。デバッグをオンに設定してピアを呼び出しま す。
手順については、PPP デバッグをオンに設定する方法を参照してください。
作成された /var/log/pppdebug ログを表示します。
出力に次のメッセージがないか確認します。
LCP too many configure requests |
PPP が /bin/login のようなプログラムを介して起動されているかどうかを調べ、設定されている回線速度を調べます。
このような状況では、pppd はもともと設定されていた回線速度を /bin/login で指定されている速度に変更します。
ユーザーが PPP を mgetty コマンドから起動し、偶然にビットレートを指定していないかどうか確認します。
この処理もまた、シリアル回線速度の衝突を引き起こします。
次のようにしてシリアル回線速度の衝突の問題を解決します。