メールゲートウェイは、ドメイン外のネットワークとの通信を管理します。送信側メールゲートウェイ上のメールプログラムは、受信側システムのメールプログラムと同じでなければなりません。
メールゲートウェイに適しているシステムは、Ethernet および電話回線に接続されているシステムか、あるいはインターネットへのルーターとして設定されているシステムです。メールホストをメールゲートウェイとして設定するか、あるいは別のシステムをメールゲートウェイとして設定できます。複数のメールゲートウェイを自分のドメイン用として設定できます。UUCP (UNIX-to-UNIX Copy Program) 接続がある場合は、メールゲートウェイとして UUCP 接続を使ってシステムを構成します。
メールゲートウェイ上でスーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。
sendmail を停止します。
# /etc/init.d/sendmail stop |
正しい構成ファイルを選択し、コピーして名前を変更します。
次のコマンドは main.cf ファイルをコピーし名前を変更します。
# cp /etc/mail/main.cf /etc/mail/sendmail.cf |
ホスト名の構成を確認します。
次のように check-hostname スクリプトを実行し、sendmail が、このサーバーの完全指定のホスト名を識別できるかどうかを確認します。
# /usr/lib/mail/sh/check-hostname hostname phoenix OK: fully qualified as phoenix.example.com |
このスクリプトによる完全指定ホスト名の識別ができなかった場合は、完全指定ホスト名を /etc/hosts 内のホストの最初の別名として追加する必要があります。この手順の詳細については、メールホストを設定する方法の手順 4 を参照してください。
ネームサービスが起動されていることを確認します。
(省略可能) NIS を実行している場合は、次のコマンドを使用します。
# ypwhich |
詳細は、ypwhich(1) のマニュアルページを参照してください。
(省略可能) NIS+ を実行している場合は、次のコマンドを使用します。
# nisls |
詳細は、nisls(1) のマニュアルページを参照してください。
(省略可能) DNS を実行している場合は、次のコマンドを使用します。
# nslookup hostname |
hostname |
ホスト名を指定 |
詳細は、nslookup(1M) のマニュアルページを参照してください。
(省略可能) LDAP を実行している場合は、次のコマンドを使用します。
# ldaplist |
詳細は、ldaplist(1) のマニュアルページを参照してください。
sendmail を再起動します。
# /etc/init.d/sendmail start |
メール構成をテストします。
手順については、メール構成をテストする方法 を参照してください。
メールゲートウェイの詳細については、第 26 章「メールサービス (リファレンス)」の ハードウェアコンポーネントを参照してください。