次の手順によって、NIS の mail.aliases マップを使って別名の設定を容易に行うことができます。
メールクライアント、メールボックスの場所、およびメールサーバーシステムの名前の各リストをコンパイルします。
NIS マスターサーバーのスーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「特権付きアプリケーションの使用」を参照してください。
/etc/mail/aliases ファイルを編集し、次のようなエントリを作成します。
メールクライアントごとにエントリを追加します。
# cat /etc/mail/aliases .. alias:expanded_alias |
alias |
簡略別名を指定 |
expanded_alias |
拡張別名 (user@host.domain.com) を指定 |
Postmaster: root エントリがあることを確認します。
# cat /etc/mail/aliases .. Postmaster: root |
root の別名を追加します。ポストマスターとして指定された個人のメールアドレスを使用します。
# cat /etc/mail/aliases .. root: user@host.domain.com |
user@host.domain.com |
指定されたポストマスターに割り当てられているアドレスを指定 |
NIS マスターサーバーがネームサービスを実行中で、各メールサーバーのホスト名を解釈処理できることを確認します。
/var/yp ディレクトリに移動します。
# cd /var/yp |
make コマンドを適用します。
# make |
/etc/hosts および /etc/mail/aliases ファイルの変更は、NIS スレーブシステムに伝達され、遅くとも数分後には有効になります。