アクセスサーバーピアを定義するための /etc/ppp/peers/peer-name ファイル
アクセスサーバーが pppoec によって発見されるように定義する場合は、 pppoec および pppd デーモンの両方に適用されるオプションを使用します。アクセスサーバーの /etc/ppp/peers/peer-name ファイルは次のパラメータを必要とします。
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sppptun – PPPoE トンネルが使用するシリアルデバイスの名前
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plugin pppoe.so – pppd に pppoe.so 共有オブジェクトを読み込むように指示する
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connect "/usr/lib/inet/pppoec device" – 接続を開始し、PPPoE にplumb されているインタフェース device 上で pppoec ユーティリティを起動する
/etc/ppp/peers/ peer-name
ファイル内の残りのパラメータは、サーバー上の PPP リンクに適用されます。ダイアルアウトマシン上の /etc/ppp/peers/peer-name と同じオプションを使用します。オプションの数を PPP
リンクで必要な最小数に制限するようにしてください。
次の例は、PPPoE アクセスサーバーピアを定義する方法で紹介されています。
例 36-10 リモートアクセスサーバーを定義するための /etc/ppp/peers/peer-name
# vi /etc/ppp/peers/dslserve
sppptun
plugin pppoe.so
connect "/usr/lib/inet/pppoec hme0"
noccp
noauth
user Red
password redsecret
noipdefault
defaultroute
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このファイルは、アクセスサーバー dslserve に PPPoE トンネルと PPP リンクを設定するときに使用するパラメータを定義します。オプションには、以下が含まれます。
オプション
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説明
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sppptun
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sppptun
をシリアルデバイスの名前として定義する
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plugin pppoe.so
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pppd
に pppoe.so 共有オブジェクトを読み込むように指示する
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connect "/usr/lib/inet/pppoec hme0"
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pppoec
を実行し、PPPoE トンネルおよび PPP リンク用のインタフェースとして hme0 を指定する
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noccp
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接続上で CCP 圧縮をオフに設定する
注 -
多くの ISP は独自の圧縮アルゴリズムだけを使用します。公開された CCP アルゴリズムをオフにすると、ネゴシエーションの時間を節約し、偶発的な相互運用性の問題を避けることができます。
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noauth
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pppd が認証資格をアクセスサーバーに要求するのを停止する。ほとんどの ISP は認証資格を顧客に提供しない
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user Red
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アクセスサーバーによる PAP 認証に必要なクライアントのユーザー名として Red の名前を設定する
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password redsecret
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PAP 認証のためにアクセスサーバーに提供されるパスワードとして redsecret を定義する
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noipdefault
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初期 IP アドレスとして 0.0.0.0 を割り当てる
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defaultroute
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IPCP ネゴシエーション後にデフォルトの
IPv4 経路指定をインストールするよう pppd に指示する。接続がシステムのインターネットへの接続である場合、/etc/ppp/peers/peer-name 内に defaultroute を含める必要がある。PPPoE クライアントの場合これにあてはまる
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