ダイアルアウトマシンが接続する必要があるリモートピアは、通常、それぞれピア自身の chat スクリプトを必要とします。
chat スクリプトは、通常、ダイアルアップリンクだけで使用されます。専用回線リンクは、起動時の設定が必要な非同期インタフェースを使用しないかぎり、chat スクリプトを使用しません。
chat スクリプトの内容は、モデムまたは ISDN TA の要件、およびリモートピアの要件によって決まります。スクリプトの内容は、一連の送信予期文字列として表示されます。ダイアルアウトマシンとリモートピアは、この文字列を通信の開始処理時に交換します。
予期文字列には、会話を開始するためにダイアルアウトホストマシンがリモートピアから受け取ると予想される文字が含まれます。送信文字列には、ダイアルアウトマシンが、予期文字列を受け取った後でリモートピアに送信する文字が含まれます。
chat スクリプト内の情報には、通常、以下が含まれます。
モデムコマンド 。しばしば AT コマンドと呼ばれる。モデムが電話を通じてデータを伝送することを可能にする
ターゲットピアの電話番号
この電話番号は、ISP または企業サイトのダイアルインサーバー、あるいは個別のマシンが要求する番号の場合がある
タイムアウト値 (必要な場合)
リモートピアからの予想されるログインシーケンス
ダイアルアウトマシンが送信するログインシーケンス