Solaris 2.6 およびそれ以降のリリースに出たパッチに置き換えられた mount コマンドでは、無効なオプションを指定しても警告されません。コマンド行に入力したオプション、または /etc/vfstab から指定したオプションが有効であるかどうかを判断するには、次の手順に従います。
たとえば、次のコマンドが実行されたとします。
# mount -F nfs -o ro,vers=2 bee:/export/share/local /mnt |
次のコマンドを実行し、オプションを確認します。
% nfsstat -m /mnt from bee:/export/share/local Flags: vers=2,proto=tcp,sec=sys,hard,intr,dynamic,acl,rsize=8192,wsize=8192, retrans=5 |
bee からマウントされたファイルシステムは、プロトコルのバージョンが 2 に設定されています。 nfsstat コマンドを使用しても、一部のオプションの情報は表示されませんが、オプションを確認するにはこれが最も正確な方法です。
/etc/mnttab でエントリを確認します。
mount コマンドは、無効なオプションをマウントテーブルに追加することができません。そのため、mnttab ファイルに記述されているオプションとコマンド行のオプションが一致していることを特定してください。このようにすると、nfsstat コマンドにより報告されなかったオプションを特定することができます。
# grep bee /etc/mnttab bee:/export/share/local /mnt nfs ro,vers=2,dev=2b0005e 859934818 |