Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

実行可能な autofs マップ

autofs マウントポイントを生成するコマンドを実行する autofs マップを作成することもできます。データベースやフラットファイルから autofs 構造を作成しなければならない場合は、実行可能な autofs マップが有効なことがあります。短所は、マップをすべてのホストにインストールしなければならないことです。実行可能なマップは、NIS と NIS+ のどちらのネームサービスにも含めることができません。

実行可能マップは、auto_master ファイルにエントリが必要です。


/execute    auto_execute

実行可能マップの例を示します。


#!/bin/ksh
#
# executable map for autofs
#

case $1 in
	         src)  echo '-nosuid,hard bee:/export1' ;;
esac

この例が機能するためには、ファイルが /etc/auto_execute としてインストールされ、実行可能ビットがオンになっている必要があります。アクセス権は 744 に設定します。この場合、次のコマンドを実行すると、bee のファイルシステム /export1 がマウントされます。


% ls /execute/src