Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

UUCP の数値エラーメッセージ

表 40–13 に、/usr/include/sysexits.h ファイルにより生成されるエラー状態メッセージの終了コード番号を示します。これらのすべてが現在 uucp で使用されているわけではありません。

表 40-13 番号による UUCP のエラーメッセージ

メッセージ番号 

説明 

意味 

64

Base Value for Error Messages 

エラーメッセージはこの番号から始まる 

64

Command–Line Usage Error 

コマンドの使い方に誤りがある。たとえば、引数の数が正しくない、誤ったフラグ、誤った構文など 

65

Data Format Error 

入力データになんらかの誤りがある。このデータ形式はユーザーデータだけに使用されるもので、システムファイルには使用されない 

66

Cannot Open Input 

入力ファイル (システムファイルでない) が存在しないか、または読み取れない。これには、メールプログラムに対する「No message」のようなエラーも含まれる 

67

Address Unknown 

指定されたユーザーが存在しない。このエラーは、メールアドレスやリモートログインに使用される 

68

Host Name Unknown 

ホストが存在しない。このエラーは、メールアドレスやネットワーク要求に使用される 

69

Service Unavailable 

サービスが使用不可。このエラーは、サポートプログラムまたはファイルが存在しない場合に起こることがある。このメッセージは、何かが正常に働かずその理由が分からない場合の包括的なメッセージでもある 

70

Internal Software Error 

内部ソフトウェアエラーが検出された。このエラーは、できるだけオペレーティングシステム関係以外のエラーに限定されるべきである 

71

System Error 

オペレーティングシステムエラーが検出された。このエラーは、「フォーク不可」や「パイプ作成不可」などの状態を示す。たとえば、getuidpasswd ファイル内に存在しないユーザーを戻した場合などが含まれる

72

Critical OS File Missing 

/etc/passwd/var/admin/utmpx などのシステムファイルのどれかが存在しないか、開くことができない。あるいは、構文エラーなどがある

73

Can't Create Output File 

ユーザーが指定した出力ファイルが作成できない 

74

Input/Output Error 

あるファイルについて入出力を行なっているときにエラーが起こった 

75

Temporary Failure. User is invited to retry 

一時的な障害。実際のエラーではない何かを示す。たとえば sendmail では、これは、メールプログラムが接続を確立できなかったため、後で要求を再試行する必要があることなどを意味する

76

Remote Error in Protocol 

プロトコルの交換中に、リモートシステムが「使用不可」を示す何かを戻した 

77

Permission Denied 

この操作を行うための適正なアクセス権がユーザーにない。これはファイルシステムの問題を示すものではなく (その場合は NOINPUTCANTCREAT などが使用される)、より高いレベルのアクセス権が必要であることを意味する。たとえば、kre は、メールを送ることのできる学生を制限するためにこのメッセージを使用する

78

Configuration Error 

システムの構成にエラーがある 

79

Entry Not Found 

エントリが見つからない 

79

Maximum Listed Value 

エラーメッセージの最大番号