このオプションを使用すると、hostname コマンドから戻される TCP/IP ホスト名以外に、固有の UUCP ノード名をローカルシステムに与えることができます。たとえば、偶然に他のシステムと同じ名前をローカルホストに付けてしまった場合などに、Permissions ファイルの MYNAME オプションを指定できます。たとえば、自分の所属組織が widget という名前で認識されるようにする場合を考えます。すべてのモデムが gadget というホスト名を持つマシンに接続されている場合は、gadget の Permissions ファイルに次のようなエントリを含めることができます。
service=uucico systems=Systems.cico:Systems dialers=Dialers.cico:Dialers \ devices=Devices.cico:Devices service=cu systems=Systems.cu:Systems \ dialers=Dialers.cu:Dialers \ devices=Devices.cu:Devices |
これで、システム world は、あたかも widget にログインしているかのようにマシン gadget にログインできます。ローカルマシンから world マシンを呼び出したときにも、world が widget という別名で認識するようにしたい場合は、次のようなエントリを作成します。
MACHINE=world MYNAME=widget |
MYNAME オプションにより、ローカルマシンが自分自身を呼ぶこともできるので、テストの目的にも利用できます。しかし、このオプションはマシンの実際の識別情報を隠す目的にも使用できてしまうので、UUCP VALIDATE オプションで述べる VALIDATE オプションを使用するようにしてください。