Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

ユーザーのログインを一時的に無効にする方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

  2. エディタを使用して、/etc/nologin ファイルを作成します。


    # vi /etc/nologin
    
  3. システムの利用に関するメッセージを入力します。

  4. ファイルを閉じて、保存します。

    このファイルを作成することによって、システムシャットダウンや定常的な保守の際にユーザーログインを禁止できます。nologin ファイルが存在するシステムにユーザーがログインしようとすると、このファイルの内容が表示されます。そのあとユーザーのログインは中断されます。

    スーパーユーザーのログインは影響を受けません。詳細については、nologin(4) のマニュアルページを参照してください。

例 — ユーザーのログインを無効にする

この例は、システムが利用できないことをユーザーに通知する方法を示しています。


# vi /etc/nologin
(ここでシステムメッセージを追加する)
 
# cat /etc/nologin 
***ログインは許可されません。***
 
***システムは AM12:00 まで利用できません。***

システムを実行レベル 0、すなわちシングルユーザーモードにすることもできます。シングルユーザーモードに変更する方法の詳細については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「システムのシャットダウン (手順)」を参照してください。