特権付きアプリケーションを実行するには、まずスーパーユーザーになるか、または同等の役割を引き受ける必要があります。特権付きアプリケーションは通常のユーザーとして実行することもできますが、不注意に実行するとエラーが発生します。できるだけ、通常のユーザーとして実行しないでください。
su コマンドを次のように使用します。
% su my-role Password: my-role-password # |
su だけを入力すると、スーパーユーザーになります。役割名を指定して su と入力すると、その役割を引き受けます (役割が割り当てられている場合)。適切なパスワードを入力してください。役割になると、コマンド行がその役割のプロファイルシェルに切り替わります。その役割の権利プロファイルに割り当てられたセキュリティ属性でコマンドが実行されるように、プロファイルシェルが変更されます。
シェルにコマンドを入力します。
コマンドは、割り当てられたセキュリティ属性と setuid または setgid アクセス権で実行されます。
Solaris 管理コンソールを起動します。
コマンド行で smc と入力する
「ツール (Tools)」サブパネルの 「Solaris 管理コンソール (Solaris Management Console)」アイコンをクリックする
「アプリケーションマネージャ (Application Manager)」の「Solaris 管理コンソール (Solaris Management Console)」アイコンをダブルクリックする
すべての Solaris 管理コンソールツールでは、拡張コンテキストヘルプを使用して、各フィールドの説明を表示できます。また、「ヘルプ (Help)」メニューからさまざまなヘルプトピックにアクセスできます。コンソールを起動するときは、root としてログインしても、通常のユーザーとしてログインしてもかまいません。
操作に必要なツールボックスを選択します。
適切な適用範囲のツールまたはコレクションを含むツールボックスに移動し、アイコンをクリックします。スコープには、ファイル (ローカル)、NIS、NIS+、および LDAP があります。適切なツールボックスがナビゲーション区画に表示されていない場合は、「コンソール (Console)」メニューから「ツールボックスを開く (Open Toolbox)」を選択して、関連するツールボックスを読み込みます。
ツールを選択します。
使用するツールまたはコレクションに移動して、アイコンをクリックします。RBAC 要素を管理するツールは、すべて「ユーザーツールコレクション (User Tool Collection)」にあります。
「ログイン: ユーザー名 (Login: User Name)」ダイアログボックスでユーザー自身を認証させます。
次のいずれかを選択します。
ユーザー名とパスワードを入力して、通常のユーザーとして役割を引き受ける、または操作する
root および root パスワードを入力して、スーパーユーザーとして操作する
役割を設定していないか、設定されている役割が必要な操作を実行できない場合は、 root としてログインする必要があります。ユーザーが、root または役割が割り当てられていないユーザーとして認証された場合は、ツールがコンソールに読み込まれます。この場合は、手順 6 に進んでください。
「ログイン: 役割名 (Login: Role)」ダイアログボックスでユーザーを認証させます。
ダイアログボックスの「役割 (Role)」オプションメニューに、割り当てられる役割が表示されます。役割を選択して、役割のパスワードを入力します。通常のユーザーとして操作している場合は、ユーザー自身のユーザー名とパスワードを入力します。
実行するツールに移動して、アイコンをクリックします。