Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

PAM 制御フラグ

モジュールの続行動作または失敗動作を決定するには、PAM 構成ファイル /etc/pam.conf のエントリごとに「制御フラグ」を選択する必要があります。スタック内の各モジュールは、要求の成功や失敗を決定できます。

続行動作では、後続のモジュールをチェックするかどうかを定義します。特定のモジュールの応答によっては、追加モジュールをスキップできます。

失敗動作では、エラーメッセージのログや報告をどのように行うかを定義します。失敗には任意 (optional) と必須 (required) があります。必須の場合は、他のモジュールが正常であっても要求は必ず失敗に終わります。任意の場合は、要求が必ず失敗に終わるとは限りません。

これらのフラグはすべてのモジュールタイプに適用されますが、次の説明では、これらのフラグは認証モジュールで使用されていると仮定します。制御フラグは、次のとおりです。

これらの制御フラグの詳細については、次の節を参照してください。次の節では、デフォルトの /etc/pam.conf ファイルについて説明します。