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Sun ONE Application Server 7 管理者ガイド |
用語集この用語集では、Sun ONE Application Server の配備および開発環境を説明するために使われる一般的な用語を定義します。標準 J2EE の用語については、次のサイトにある用語集を参照してください。
http://java.sun.com/j2ee/glossary.html
ACL アクセス制御リスト (Access Control List)。Sun ONE Application Server に格納されているリソースにアクセスできるユーザーの ID リストを記録したテキストファイル。「汎用 ACL (general ACL)」も参照。
API Application Program Interface の略。コンピュータプログラムが、API を解釈するために設計されたほかのソフトウェアまたはハードウェアと通信するために使われる命令の集まり。
Bean 管理トランザクション (bean-managed transaction) Enterprise JavaBean が、開発者が記述したプログラムで制御されるトランザクション境界設定。「コンテナ管理トランザクション (container-managed transaction)」も参照。
Bean 管理による持続性 (bean-managed persistence) エンティティ Bean の変数とデータストアの間で行われるデータ転送。通常、データアクセスロジックは、JDBC (Java Database Connectivity) またはそれ以外のデータアクセステクノロジを使って、開発者によって決定される。「コンテナ管理による持続性 (container-managed persistence)」も参照。
BLOB Binary Large OBject の略。複合オブジェクトフィールドの格納と取り出しに使うデータ型。BLOB は、画像などのバイナリまたは直列化可能なオブジェクトで、大きなバイト配列に変換された後、コンテナ管理パーシスタンスフィールドに直列化される。
BMP 「Bean 管理による持続性 (bean-managed persistence)」を参照。
BMT 「Bean 管理トランザクション (bean-managed transaction)」を参照。
CA 「証明機関 (certificate authority)」または「コネクタアーキテクチャ (connector architecture)」を参照
CKL Compromised Key List の略。証明機関が発行するリスト。クライアントユーザーまたはサーバーユーザーが信頼しなくなった証明書を示す。この場合、鍵は危険にさらされている。「CRL」も参照。
CLI コマンド行インタフェース (Command-line interface)。ユーザープロンプトで実行型の命令を入力できるインタフェース。「管理インタフェース (Administration interface)」も参照。
CMP 「コンテナ管理による持続性 (container-managed persistence)」を参照。
CMR 「コンテナ管理関係 (container-managed relationship)」を参照。
CMT 「コンテナ管理トランザクション (container-managed transaction)」を参照。
cookie 呼び出し側である Web ブラウザに対して送信され、その後、そのブラウザから呼び出しが行われるたびにブラウザ側に記録される情報の小さなコレクション。サーバーは、cookie によって、同じクライアントからの呼び出しであるかどうかを認識できる。cookie はドメイン特有である。cookie は、アプリケーションとサーバー間の、ほかのデータ交換の場合と同じ Web サーバーセキュリティ機能を利用できる。
CORBA Common Object Request Broker Architecture の略。オブジェクト指向型分散コンピューティングでの標準的なアーキテクチャ定義。
COSNaming サービス (COSNaming Service) IIOP ベースのネーミングサービス。
CosNaming プロバイダ (CosNaming provider) グローバルな JNDI 名スペースをサポートする (IIOP アプリケーションクライアントにアクセスできる) ために、Sun ONE Application Server には J2EE ベースの CosNaming プロバイダが含まれる。このプロバイダは、CORBA 参照 (リモート EJB 参照) のバインドをサポートする。
CRL Certificate Revocation List の略。証明機関が発行するリスト。クライアントユーザーまたはサーバーユーザーが信頼しなくなった証明書を示す。この場合、鍵は無効になっている。「CKL」も参照。
DataSource オブジェクト (DataSource Object) 実際のデータソースを識別するプロパティを持ったオブジェクト。
DN 識別名 (Distinguished Name)。ディレクトリサーバーのエントリ名を表す文字列。
DN 属性 (DN attribute) 識別名の属性。関連するユーザー、グループ、オブジェクトの識別情報を含むテキスト文字列。
DTD ドキュメントタイプ定義 (Document Type Definition)。XML ファイルのクラスの構造とプロパティを記述したもの。
EAR ファイル (EAR file) Enterprise ARchive ファイル。J2EE アプリケーションを含むアーカイブファイル。EAR ファイルの拡張子は .ear。「JAR ファイル (JAR file)」も参照。
EIS Enterprise Information System の略。EIS は、パッケージ化された企業アプリケーション、トランザクションシステム、またはユーザーアプリケーションと言い換えることができる。通常は、EIS と呼ばれている。EIS の例には、R/3、PeopleSoft、Tuxedo、CICS などがある。
EJB QL EJB クエリ言語 (EJB Query Language)。コンテナ管理の関係によって定義されるエンティティ Bean のネットワーク上を移動するためのクエリ言語。
EJB コンテナ (EJB container) 「コンテナ (container)」を参照。
EJB テクノロジ (EJB technology) Enterprise JavaBean は、アプリケーションのビジネスロジックをカプセル化したサーバーサイドコンポーネントである。ビジネスロジックは、アプリケーションの目的をすべて含むコードである。たとえば、在庫管理アプリケーションでは、Enterprise JavaBean はビジネスロジックを checkInventoryLevel や orderProduct などのメソッドに実装する。これらのメソッドを呼び出すことで、クライアントはアプリケーションが提供する在庫サービスにアクセスできる。「コンテナ (container)」、「エンティティ Bean (entity bean)」、「メッセージ駆動型 Bean (message-driven bean)」、「セッション Bean (session bean)」も参照。
ejbc ユーティリティ (ejbc utility) Enterprise JavaBean のコンパイラ。すべての EJB クラスとインタフェースが EJB 仕様に合っているかどうかを調べ、スタブとスケルトンを作成する。
ERP Enterprise Resource Planning の略。企業のリソースの計画をサポートするマルチモジュールのソフトウェアシステム。通常、ERP システムには、購買、在庫、人事、顧客サービス、出荷、資金計画などのビジネスの重要な面を管理するためのリレーショナルデータベースおよびアプリケーションが含まれている。
FQDN 完全修飾ドメイン名 (Fully Qualified Domain Name)。システムの完全名で、ホスト名とドメイン名の両方を含む。
HTML Hypertext Markup Language の略。Web ブラウザに表示できるドキュメントを記述するためのマークアップ言語。テキストの各ブロックは、テキストの種類を指定したコードで囲む。
HTML ページ (HTML page) HTML でコード化され、Web ブラウザで表示することを目的としたページ。
HTTP HyperText Transfer Protocol の略。リモートホストからハイパーテキストオブジェクトをフェッチするインターネットプロトコル。TCP/IP を基本としている。
HTTP サーブレット (HTTP Servlet) javax.servlet.HttpServlet を拡張するサーブレット。HTTP サーブレットには、HTTP プロトコルのサポートが組み込まれている。「汎用サーブレット (generic servlet)」と対照的。
HTTPS HyperText Transmission Protocol, Secure の略。安全なトランザクション用の HTTP。
IDE 統合開発環境 (Integrated Development Environment)。1 つの使いやすいインタフェースでコードを作成、アセンブル、配備、およびデバッグするためのソフトウェア。
IIOP Internet Inter-ORB Protocol の略。RMI (Remote Method Invocation) over IIOP と CORBA (Common Object Request Broker Architecture) の両方で使用されるトランスポートレベルプロトコル。
IIOP リスナー (IIOP Listener) 特定のポートで待機して、CORBA ベースのクライアントアプリケーションから送信される接続を受け付ける待機ソケット。
IMAP インターネットメッセージアクセスプロトコル (Internet Message Access Protocol)。
IP アドレス (IP address) TCP/IP ネットワーク上のコンピュータまたはその他のデバイスを識別する構造化された数値 ID。IP アドレスの形式は、4 つの数値をピリオドで区切って記述される 32 ビットの数値アドレスである。各数値は 0 〜 255 の範囲で指定できる。たとえば、123.231.32.2 は IP アドレスにできる。
J2EE Java 2 Enterprise Edition の略。多層 Web ベースエンタープライズアプリケーションを開発し、配備するための環境。J2EE プラットフォームは、一連のサービス、アプリケーションプログラミングインタフェース (API)、およびこれらのアプリケーションを開発する機能を提供するプロトコルから構成されている。
JAF JavaBeans Activation Framework の略。MIME データタイプのサポートを Java プラットフォームに統合する。「Mime タイプ」を参照。
JAR ファイル (JAR file) Java ARchive ファイル。多数のファイルを 1 つのファイルに統合するためのファイル。JAR ファイルの拡張子は .jar。
JAR ファイル形式 (JAR file format) Java ARchive ファイル形式。多数のファイルを 1 つのファイルに統合できるファイル形式で、プラットフォームに依存しない。複数のアプレットと必要なコンポーネント (クラスファイル、イメージ、サウンド、その他のリソースファイル) を JAR ファイルにまとめて、1 回の HTTP トランザクションでブラウザにダウンロードできる。JAR ファイル形式はファイルの圧縮とデジタルシグネチャもサポートしている。
JAR ファイルの規約 (JAR file contract) Enterprise JavaBean パッケージに含める情報を指定する Java ARchive の規約。
Java IDL Java インタフェース定義言語 (Java Interface Definition Language)。Java プログラミング言語で記述した API で、Common Object Request Broker Architecture (CORBA) との標準ベースの互換性と接続性を提供する。
JavaBean 移植可能でプラットフォームに依存しない、再利用できるコンポーネントモデル。
JavaMail セッション (JavaMail session) メールストアとの通信でアプリケーションが使用するオブジェクト。アプリケーションコードは、JNDI 名を使う JavaMail セッションリソースを JNDI サービスを使って特定する。
JAX-RPC XML ベースのリモートプロシージャ呼び出し用 Java API (Java API for XML-based Remote Procedure Calls)。開発者が、XML ベースの RPC プロトコルに基づいた相互利用可能な Web アプリケーションや Web サービスを作成できるようにする。
JAXM Java API for XML Messaging の略。アプリケーションが、SOAP 標準を使って、ドキュメント指向の XML メッセージを送受信できるようにする。これらのメッセージにファイルが添付されていても構わない。
JAXP Java API for XML Processing の略。DOM、SAX、および XSLT を使った XML ドキュメントの処理をサポートしている Java API。アプリケーションが、特定の XML 処理実装に依存せずに、XMLドキュメントを解析および変換できるようにする。
JAXR Java API for XML Registry の略。さまざまな種類の XML レジストリにアクセスするための、統一された標準の Java API を提供する。ユーザーが、Web サービスを作成、配備、および検索できるようにする。
JDBC Java Database Connectivity の略。開発者がデータ認識コンポーネントを作成するときに使う、標準ベースの一連のクラスおよびインタフェース。JDBC は、プラットフォームやベンダとは無関係にデータソースと接続して対話するためのメソッドを実装する。
JDBC 接続プール (JDBC connection pool) データベースへの接続を指定するための JDBC データソースのプロパティと接続プールのプロパティを組み合わせたプール。
JDBC リソース (JDBC resource) アプリケーションサーバー上で稼動しているアプリケーションとデータベースを接続するリソースで、既存の JDBC 接続プールを使用する。JNDI 名 (アプリケーション側で使用) と既存の JDBC 接続プールの名前から構成される。
JDK Java Development Kit の略。Java 2 より前のバージョンの Java プラットフォームに対応したアプリケーションの開発に必要な API やツールを含むソフトウェア。「JDK」も参照。
JMS Java Message Service の略。JMS クライアントが JMS メッセージサービスの機能にアクセスする方法を定義するインタフェースとセマンティックの標準セット。これらのインタフェースは、Java プログラムによるメッセージの作成、送信、受信、読み込みの標準の方法を提供する。
JMS 管理オブジェクト (JMS-administered object) 1 つまたは複数の JMS クライアントが使用できるように、管理者が作成した設定済みの JMS オブジェクト (接続ファクトリまたはデスティネーション)。管理オブジェクトを使うことで、JMS クライアントをプロバイダの固有性から分離し、プロバイダに依存しないようにできる。管理者はこれらのオブジェクトを JNDI 名領域に保存し、JMS クライアントは JNDI ルックアップによってこれにアクセスする。
JMS クライアント (JMS client) JMS メッセージサービスを使ってメッセージを交換する別の JMS クライアントと通信するアプリケーションまたはソフトウェアコンポーネント。
JMS サービス (JMS Service) JMS クライアントとの接続、メッセージのルーティングと配信、持続性、セキュリティ、ログなど、JMS メッセージシステムの配信サービスを提供するソフトウェア。メッセージサービスは、JMS クライアントのメッセージ送信先、および消費クライアントに配信されるメッセージの送信元である物理デスティネーションを維持する。
JMS 接続ファクトリ (JMS connection factory) JMS クライアントが JMS メッセージサービスとの接続に使用する JMS 管理オブジェクト。
JMS 送信先 (JMS destination) JMS メッセージに含まれる物理的な送信先。生成されたメッセージの、ルーティング先またはコンシューマへの配信先。この物理デスティネーションは、JMS 管理オブジェクトによって識別され、カプセル化される。JMS クライアントは、生成するメッセージの配信先、消費するメッセージの送信元、またはその両方を決定するときに、この JMS 管理オブジェクトを使用する。
JMS プロバイダ (JMS provider) メッセージシステム用の JMS インタフェースを実装した製品。完全な製品用に必要な管理機能と制御機能を追加する。
JMS メッセージ (JMS messages) JMS クライアントが消費する非同期の要求、報告、またはイベント。メッセージにはヘッダーとボディがある (ヘッダーにはフィールドを追加できる)。メッセージヘッダーは、標準フィールドとオプションプロパティを指定する。メッセージボディには、転送するデータが含まれる。
JNDI Java Naming and Directory Interface の略。企業の複数のネーミングサービスやディレクトリサービスに対する統一インタフェースを Java 技術が使用可能なアプリケーションに提供する、Java プラットフォームの標準拡張。Java Enterprise API セットの一部として、JNDI は、企業の異種ネーミングサービスおよび異種ディレクトリサービスへのシームレスな接続を可能にする。
JNDI 名 (JNDI name) JNDI ネーミングサービスに登録されているリソースへのアクセスに使用する名前。
JRE Java 実行時環境 (Java Runtime Environment)。Java 仮想マシンと Java コアクラスに加え、Java プログラミング言語で書かれたアプリケーションの実行時サポートを提供するファイルから構成された、Java Development Kit (JDK) のサブセット。「JDK」も参照。
JSP JavaServer Pages の略。HTML または XML タグ、JSP タグ、および Java コードを組み合わせて記述したテキストページ。JSP はプログラミング言語の能力と標準ブラウザページのレイアウト機能をあわせ持つ。
jspc ユーティリティ (jspc utility) JSP のコンパイラ。JSP 仕様の準拠についてすべての JSP をチェックする。
JTA Java Transaction API の略。アプリケーションおよび J2EE サーバーによるトランザクションへのアクセスを可能にする API。
JTS Java Transaction Service の略。トランザクションを処理する Java サービス。
LDAP Lightweight Directory Access Protocol の略。LDAP は、TCP/IP 上で実行するオープンディレクトリアクセスプロトコルである。グローバルなサイズおよび多数のエントリに拡張できる。アプリケーションサーバーにバンドルされている LDAP サーバーである、Sun ONE Directory Server を使うと、アプリケーションサーバーがネットワーク経由でアクセスできる 1 つの一元化されたディレクトリ情報リポジトリに社内情報をすべて保存できる。
LDIF LDAP Data Interchange Format の略。Sun ONE Directory Server エントリをテキスト形式で表す形式。
MDB 「メッセージ駆動型 Bean (message-driven bean)」を参照。
MIME データタイプ (MIME Data Type) MIME (Multi-purpose Internet Mail Extension) タイプを使って、ユーザーのシステムでサポートされるマルチメディアファイルのタイプを制御できる。
NTV 名前 (Name)、タイプ (Type)、値 (Value)。
O/R マッピングツール (O/R mapping tool) Object-to-relational mapping tool の略。Sun ONE Application Server 管理インタフェースのマッピングツールで、Entity Beans の XML 配備記述子を作成する。
QOS QOS (Quality of Service、サービス品質) は、サーバーインスタンス、仮想サーバークラス、または仮想サーバーなどに対して設定するパフォーマンスの制限である。たとえば、ISP は、許可する帯域幅に応じて仮想サーバーの課金額を変えたいことがある。この場合、帯域幅の量と接続数に制限を課すことができる。
RAR ファイル (RAR file) Resource ARchive の略。リソースアダプタを持つ JAR アーカイブ。
ResultSet java.sql.ResultSet インタフェースを実装するオブジェクト。ResultSets は、データベースまたはほかのソースの表形式データから取得した一連の行のカプセル化に使われる。
RMI Remote Method Invocation の略。オブジェクトをリモートプロセスに渡せるようにリモートインタフェースを記述するための一連の Java 標準 API。
RMIC Remote Method Invocation Compiler の略。
RowSet データベースまたはほかのソースの表形式データから取得した一連の行をカプセル化するオブジェクト。RowSet は、java.sql.ResultSet インタフェースを拡張して、ResultSet が JavaBeans コンポーネントとして機能できるようにする。
RPC Remote Procedure Call の略。リモートオブジェクトまたはサービスにアクセスするメカニズム。
SAF Server Application Function の略。要求の処理やその他のサーバーアクティビティに関与する機能。
Secure Socket Layer 「SSL」を参照。
SMTP Simple Mail Transport Protocol の略。
SNMP Simple Network Management Protocol の略。ネットワークの稼動状況に関するデータを交換するために使用されるプロトコル。管理対象デバイスとネットワークマネージメントステーション (NMS) 間のデータのやりとりは、SNMP によって行われる。SNMP を使用するすべてのデバイス (ネットワーク上のホスト、ルーター、Web サーバー、その他のサーバーなど) が管理の対象となる。NMS は、そのネットワークのリモート管理を行うマシンである。
SOAP Simple Object Access Protoco の略。XML ベースのデータ構築と HTTP (Hyper Text Transfer Protocol) の組み合わせを使って、インターネットを介して多様なオペレーション環境に配布されたオブジェクト内のメソッドを呼び出すための標準的な方法を定義している。
SQL Structured Query Language の略。リレーショナルデータベースアプリケーションで一般的に使用される言語。SQL2 および SQL3 は、この言語のバージョンを表す。
SSL Secure Sockets Layer の略。インターネットで安全に通信できるようにするためのプロトコル。
Sun ONE Directory Server Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) の Sun ONE バージョン。Sun ONE Application Server の各インスタンスは、Sun ONE Directory Server を使ってユーザーおよびグループに関する情報などの共有サーバー情報を保存する。「LDAP」も参照。
Sun ONE Message Queue JMS (Java Message Service) オープン標準を実装する Sun ONE エンタープライズメッセージングシステム。JMS プロバイダでもある。
TLS Transport Layer Security の略。トランスポート層で暗号化と証明書を提供するプロトコル。クライアントおよびサーバーアプリケーションに対して大きな変更を加える必要なく、データをセキュアチャンネル経由で送受信することができる。
UDDI Universal Description, Discovery, and Integration の略。検索および統合用に、Web サービスのワールドワイドなレジストリを提供する。
URI Uniform Resource Identifier の略。ドメインの固有リソースを記述する。ローカルではベースディレクトリのサブセットとして記述され、/ham/burger はベースディレクトリになり、URI は toppings/cheese.html を指定する。対応する URL は、http://domain:port/toppings/cheese.html となる。
URL Uniform Resource Locator の略。HTML ページまたはほかのリソースを一意に指定するアドレス。Web ブラウザは URL を使って、表示するページを指定する。URL では、転送プロトコル (HTTP、FTP など)、ドメイン (www.my-domain.com など)、URI (オプション) などを記述する。
WAR ファイル (WAR file) Web ARchive の略。Web モジュールを含む Java アーカイブ。WAR ファイルの拡張子は .war。
Web アプリケーション (web application) サーブレット、JavaServer Pages、HTML ドキュメント、およびその他の Web リソース (イメージファイル、圧縮アーカイブなどのデータを含む) の集まり。Web アプリケーションは、アーカイブ (WAR ファイル) にパッケージされている場合や、オープンディレクトリ構造に配備されている場合がある。Sun ONE Application Server では、SHTML や CGI など、Java 以外の Web アプリケーションテクノロジもサポートしている。
Web キャッシュ (web cache) An パフォーマンスの向上のため、特定の時間、サーブレットまたは JSP がその結果をキャッシュすることを可能にする、Sun ONE Application Server の機能。その時間内のサーブレットまたは JSP への後続の呼び出しには、キャッシュに保存された結果が与えられるので、サーブレットまたは JSP を実行し直す必要がない。
Web コネクタプラグイン (web connector plug-in) Sun ONE Application Server との通信を可能にする Web サーバーの拡張機能。
Web コンテナ (web container) 「コンテナ (container)」を参照。
Web サーバー (web server) HTML ページと Web アプリケーションを格納、管理するホスト。完全な J2EE アプリケーションではない。Web サーバーは、Web ブラウザからのユーザーリクエストに応答する。
Web サーバープラグイン (Web Server Plugin) HTTP リバースプロキシプラグイン。これを使って、ユーザーから Sun ONE Web Server または Sun ONE Application Server に指示を送り、特定の HTTP 要求を別のサーバーへ転送することができる。
Web サービス (web service) Web 経由で提供されるサービス。インターネットまたはイントラネットを経由してシステムからの要求を受け入れ、それを処理し、応答を返す、完全な自己記述式のモジュラーアプリケーション。
Web モジュール (web module) 個別に配備された Web アプリケーション。「Web アプリケーション (web application)」を参照。
WSDL Web Service Description Language の略。標準化された方法で Web サービスを定義するために使用される、XML ベースの言語。主に、Web サービスの 3 つの 基本的なプロパティ (Web サービスの定義、Web サービスにアクセスする方法、および Web サービスの場所) を記述する。
XA プロトコル (XA protocol) 分散トランザクション対応のデータベース業界標準プロトコル。
XML Extensible Markup Language の略。HTML スタイルタグを使って、ドキュメントをフォーマットするだけでなく、ドキュメントで使われるさまざまな種類の情報を識別する。
アクセス制御 (access control) 誰が、および何が Sun ONE Application Server にアクセスするかを制御することによって、製品の安全を確保する方法。
アクティベーション (activation) Enterprise JavaBean の状態を二次ストレージからメモリに転送するプロセス。
アセンブリ (assembly) アプリケーションの個別コンポーネントを配備可能な単位に結合するプロセス。「配備 (deployment)」も参照。
アプリケーション (application) .ear ファイルにパッケージ化されたコンポーネント群。J2EE アプリケーション配備記述子を伴う。「コンポーネント (component)」、「モジュール (module)」も参照。
アプリケーションクライアントコンテナ (application client container) 「コンテナ (container)」を参照。
アプリケーションサーバー (application server) ビジネスアプリケーションを実行する、信頼性が高く、安全で、スケーラブルなソフトウェアプラットフォーム。通常、アプリケーションサーバーは、コンポーネントのライフサイクル、場所、リソースの分配とトランザクションアクセスなど、高レベルのサービスをアプリケーションに提供する。
アプリケーション層 (application tier) J2EE アプリケーションの概念的な分割。クライアント層 : ユーザーインタフェース (UI)。エンドユーザーは、クライアントソフトウェア (Web ブラウザなど) と対話してアプリケーションを使う。サーバー層 : アプリケーションを構成し、アプリケーションのコンポーネント内で定義されているビジネスロジックおよびプレゼンテーションロジック。データ層 : アプリケーションがデータソースと対話できるようにするデータアクセスロジック。
アプレット (applet) Web ブラウザで実行する、Java で書かれた小さなアプリケーション。通常、アプレットは、特別な機能を提供する Web ページに呼び出されたり、埋め込まれたりする。これに対し、サーブレットは、サーバーで実行される小さなアプリケーション。
暗号化 (encryption) 意図した受信者以外が認識できないように情報を変換するプロセス。
暗号化方式 (cipher) 暗号化と復号化に使用される暗号化アルゴリズム (関数)。
委譲 (delegation) オブジェクトの構成を実装戦略として使うオブジェクト指向技術の 1 つ。ある処理の結果に責任を持つオブジェクトが、委譲相手となる別のオブジェクトに実装を任せる。たとえば、クラスローダは一部のクラスのロードを親に委譲することが多い。
イベント (event) モジュールまたはアプリケーションからの応答をトリガする名前付きのアクション。
エンティティ Bean (entity bean) Enterprise JavaBean は、データベースの行などの物理的なデータに関連している。エンティティ Beans は、持続データに結び付けられるので生存期間が長い。エンティティ Beans は、常にトランザクションおよびマルチユーザーを認識する。「メッセージ駆動型 Bean (message-driven bean)」、「読み込み専用 Bean (read-only bean)」、「セッション Bean (session bean)」を参照。
オブジェクトの持続性 (object persistance) 「持続性 (persistence)」を参照。
外見 (facade) アプリケーション固有の、状態のあるセッション Beans を使用してさまざまな Enterprise JavaBeans (EJBs) を管理する状態。
外部 JDNI リソース (external JDNI resource) JNDI サービスをリモート JNDI サーバーへのブリッジとして機能させるリソース。
会話型状態 (conversational state) 同一のクライアントと何度も対話した結果、オブジェクトの状態が変更される状態。「持続状態 (persistent state)」も参照。
仮想サーバー (virtual-server) 特定 URL のターゲットとなるコンテンツを処理する仮想 Web サーバー。同じまたは異なるホスト名、ポート番号、または IP アドレスを使って、複数の仮想サーバーがコンテンツを処理できる。HTTP サービスは、受け取った Web 要求を URL に基づいて別の仮想サーバーに送ることができる。仮想ホストとも呼ばれる。特定の仮想サーバーに Web アプリケーションを割り当てることができる。サーバーインスタンスには、複数の仮想サーバーを持たせることができる。「サーバーインスタンス (server instance)」も参照。
カプセル化 (encapsulate) モジュールの知識をローカライズすること。オブジェクトはデータと実装をカプセル化するので、サービスを提供するブラックボックスとして表示することができる。インスタンスの変数とメソッドを追加、削除、変更できるが、オブジェクトの提供するサービスが同じであれば、オブジェクトの使用するコードを書き換えずに使い続けることができる。
カラム (column) データベーステーブル内のフィールド。
監査 (auditing) エラーやセキュリティ違反などの重大なイベントが発生した場合に、それを後から調べることができるようにイベントを記録するメソッド。
管理インタフェース (Administration interface) Sun ONE Application Server の設定と管理に使用するブラウザベースの書式の集り。「CLI」も参照。
管理サーバー (administration server) Sun ONE Application Server の管理機能を担う専用のアプリケーションサーバーインスタンス。管理機能には、配備、ブラウザベースの管理、コマンド行インタフェース (CLI) と統合開発環境 (IDE) からのアクセスなどが含まれる。
管理ドメイン (administrative domain) Sun ONE Application Server の機能の一つ。複数の管理ドメインに対応することで、複数の管理ユーザーのそれぞれが専用のドメインを作成、管理できる。ドメインは、1 つのシステムにインストールされた共通バイナリファイルセットから作成されるインスタンスの集り。
キーペアファイル (key-pair file) 「信頼データベース (trust database)」を参照。
キャッシュされた行セット (cached rowset) CachedRowSet オブジェクトを使うと、データソースからデータを取り込み、そのデータを確認したり変更したりしながらデータソースから切り離すことができる。キャッシュされた行セットには、取得した元のデータ、およびアプリケーションによるデータの変更の両方が記録される。アプリケーションが元のデータソースを更新しようとすると、行セットはデータソースに再び接続され、変更された行だけがデータベースにマージされる。
キャッシュ制御指令 (Cache Control Directives) プロキシサーバーにどの情報をキャッシュさせるかを制御する Sun ONE Application Server の機能。キャッシュ制御指令を使うことで、プロキシによるデフォルトのキャッシングがオーバーライドされ、機密情報をキャッシュっせずに後から検索することができる。この指令を利用するには、プロキシサーバーが HTTP 1.1 に準拠している必要がある。
行 (row) テーブル内の各列の値を格納する 1 つのデータレコード。
クライアント規約 (client contract) クライアントと EJB コンテナ間の通信ルールを決め、Enterprise JavaBean を使うアプリケーションのために均一な開発モデルを設定し、クライアントとの関係を統一することによって Bean の効率よい再利用を保証する規約。
クライアント認証 (client authentication) 証明書のチェーンが信頼できる CA のリストに記録された CA につながっていること、および証明書の署名を暗号を使って検証することで、クライアントの証明書を認証するプロセス。「認証 (authentication)」、「証明機関 (certificate authority)」も参照。
クラスパス (classpath) Java クラスが格納されるディレクトリと JAR ファイルを識別するパス。「クラスローダ (classloader)」も参照。
クラスローダ (classloader) 特定のルールに従って Java クラスを読み込む機能を果たす Java コンポーネント。「クラスパス (classpath)」も参照。
グループ (group) 何らかの関連があるユーザーの集まり。通常、グループのメンバーシップはローカルシステム管理者が管理する。「ユーザー (user)」、「ロール (role)」を参照。
グローバルデータベース接続 (global database connection) 複数のコンポーネントに対して利用可能なデータベース接続。データベース接続にはリソースマネージャが必要。
グローバルトランザクション (global transaction) トランザクションマネージャによって管理および調整され、1 つのデータベースおよびプロセスに制限されないトランザクション。トランザクションマネージャは通常、XA プロトコルを使ってデータベースのバックエンドと対話する。「ローカルトランザクション (local transaction)」を参照。
公開鍵暗号法 (public key cryptography) 各ユーザーが公開鍵と秘密鍵を持つ暗号法。メッセージは受信者の公開鍵を使って暗号化され、受信者は秘密鍵を使ってメッセージを復号する。この方法では、秘密鍵はユーザー以外に秘密鍵を知らせる必要がない。
コネクタ (connector) EIS への接続を提供するコンテナ用の標準拡張メカニズム。コネクタは、EIS に固有のもので、EIS 接続用のリソースアダプタおよびアプリケーション開発ツールから構成されている。リソースアダプタは、コネクタアーキテクチャに定義されたシステムレベル規約を使ってコンテナへ接続される。
コネクタアーキテクチャ (connector architecture) J2EE アプリケーションと EIS を統合するためのアーキテクチャ。このアーキテクチャには、 EIS ベンダ提供のリソースアダプタと、このリソースアダプタの接続を許可する J2EE サーバーという 2 つの部分がある。このアーキテクチャは、トランザクション、セキュリティ、リソース管理など、J2EE サーバーへのリソースアダプタの接続のサポートを必要とする規約を定義している。
コミットする (commit) 必要なコマンドをデータベースに送信することによって、トランザクションを実行すること。「ロールバック (rollback)」、「トランザクション (transaction)」を参照。
コンテナ (container) 特定タイプの J2EE コンポーネントにライフサイクル管理、セキュリティ、配備、実行時サービスを提供するエンティティ。Sun ONE Application Server には Web コンテナと EJB コンテナがあり、アプリケーションクライアントコンテナをサポートしている。「コンポーネント (component)」も参照。
コンテナ管理関係 (container-managed relationship) クラスペアで表される、一方の動作が他方の動作に影響を与えるようなフィールドの関係。
コンテナ管理トランザクション (container-managed transaction) Enterprise JavaBean のトランザクション境界設定を EJB コンテナが自動的に宣言して制御する。「Bean 管理トランザクション (bean-managed transaction)」も参照。
コンテナ管理による持続性 (container-managed persistence) EJB コンテナがエンティティ Beans のパーシスタンスを管理している状態。エンティティ Bean の変数とデータストアの間のデータ転送で、データアクセスロジックが Sun ONE Application Server によって決定される。「Bean 管理による持続性 (bean-managed persistence)」も参照。
コントロール記述子 (control descriptor) Enterprise JavaBean トランザクションおよびセキュリティロパティだけでなく、Bean メソッドの個々のプロパティオーバーライド (オプション) を指定できるようにする一連の Enterprise JavaBean 設定エントリ。
コンパイル済みコマンド (prepared command) 実行の繰り返しを効率よくするために、SQL で書かれた、あらかじめコンパイルされているデータベースコマンド。コンパイル済みコマンドにはパラメータを入れることができる。コンパイル済みステートメントには、1 つまたは複数のコンパイル済みコマンドが含まれている。
コンパイル済みステートメント (prepared statement) QUERY、UPDATE、または INSERT ステートメントをカプセル化したクラスで、データをフェッチするために繰り返し使用される。コンパイル済みステートメントには、1 つまたは複数のコンパイル済みコマンドが含まれている。
コンポーネント (component) Web アプリケーション、Enterprise JavaBean、メッセージ駆動型 Bean、アプリケーションクライアント、またはコネクタ。「アプリケーション (application)」、「モジュール (module)」も参照。
コンポーネント規約 (component contract) Enterprise JavaBean とそのコンテナ間の関係を確立する規約。
サーバーインスタンス (server instance) Sun ONE Application Server では、同じマシンの同じインストールに複数のインスタンスを持つことができる。各インスタンスには、それぞれに専用のディレクトリ構造、設定、配備アプリケーションがある。各インスタンスに複数の仮想サーバーを持たせることもできる。「仮想サーバー (virtual-server)」も参照。
サーブレット (servlet) Servlet クラスのインスタンス。サーブレットは、サーバーで実行する再利用可能なアプリケーションである。Sun ONE Application Serverでは、サーブレットは、プレゼンテーションロジックの実行、ビジネスロジックの起動、およびプレゼンテーションレイアウトの起動または実行によって、アプリケーションでの対話ごとにセントラルディスパッチャとしての役割を果たす。
サーブレットエンジン (servlet engine) すべてのサーブレットメタファンクションを処理する内部オブジェクト。インスタンス化および実行などのサービスをサーブレットに提供する一連のプロセス。
サーブレットランナー (servlet runner) リクエストオブジェクトおよびレスポンスオブジェクトを持つサーブレットを起動するサーブレットエンジンの一部。「サーブレットエンジン (servlet engine)」を参照。
細分レベル (granularity level) アプリケーションを細分化するアプローチ。細分度が高いとは、アプリケーションが細かく定義された多数の Enterprise JavaBeans (EJBs) に分割されていることを示す。細分度が低いとは、アプリケーションの分割数が少なく、大きなプログラムが生成されていることを示す。
再利用可能なコンポーネント (reusable component) 複数の容量、たとえば複数のリソースまたはアプリケーションが使えるように作成されたコンポーネント。
識別名 (Distinguished Name) 「DN」、「DN 属性 (DN attribute)」を参照。
システム管理者 (system administrator) Sun ONE Application Server ソフトウェアを管理し、Sun ONE Application Server アプリケーションを配備する人。
持続状態 (persistent state) オブジェクトの状態が持続ストレージ (通常はデータベース) に保存されている状態。
持続性 (persistence) Enterprise JavaBean で、インスタンス変数と基礎となるデータベースとの間でエンティティ Beans の状態を転送するプロトコル。「トランジエンス (transience)」とは反対の概念。セッションでは、セッションのストレージメカニズムを意味する。
持続マネージャ (persistance manager) コンテナにインストールされたエンティティ Beans の持続性に対する責任を持っているエンティティ。
実行時システム (runtime system) プログラムを実行するソフトウェア環境。実行時システムには、Java プログラミング言語で記述したプログラムのロード、ネイティブメソッドへの動的リンク、メモリ管理、例外処理に必要なコードがすべて含まれている。Java 仮想マシンの実装も含まれており、Java インタプリタになることもある。
主キー (primary key) クライアントを特定のエンティティ Bean に配備する一意の識別子。
主キークラス名 (primary key class name) Bean の主キーの完全修飾クラス名を指定する変数。JNDI ルックアップに使われる。
状態 (state) 1.指定された時間におけるエンティティの環境または状態。2. Sun ONE Application Server 機能インタフェース IState2 を使って、アプリケーションのステートが保存できる分散データ保存メカニズム。「会話型状態 (conversational state)」、「持続状態 (persistent state)」も参照。
承認 (authorization) メソッドまたはリソースへのアクセスを決定するプロセス。J2EE プラットフォームでの承認では、承認を必要とする要求に関連するユーザーが、そのセキュリティロールに含まれているかどうかが検証される。たとえば、人事管理アプリケーションでは、管理者には社員全員の個人情報を見ることを承認し、社員には自身の個人情報だけを見ることを承認する。
証明機関 (certificate authority) インターネットを通じて証明書を販売する企業。または、企業のイントラネットまたはエクストラネットの証明書発行を担当する部門。
証明書 (certificate) 個人や企業などのエンティティの名前を指定するデジタルデータ。そのエンティティが所属する証明書に含まれる公開鍵を証明する。クライアントとサーバーの両方が証明書を持つことができる。
シングルサインオン (single sign-on) 1 つの仮想サーバーインスタンスの複数の J2EE アプリケーションでユーザーの認証状態を共有している状態。
信頼データベース (trust database) 公開鍵と秘密鍵を含むセキュリティファイル。キーペアファイル (key-pair file) とも呼ばれる。
スキーマ (schema) 基礎となるデータベースの構造で、テーブル名、カラムの種類、索引情報、プライマリと外部キーの関係情報が含まれる。
ステートフルセッション Bean (stateful session bean) 特定のクライアントとのセッションを表すセッション Bean で、複数のクライアント起動メソッドのステートを自動的に管理する。
ステートレスセッション Bean (stateless session bean) 状態のないサービスを表すセッション Bean。ステートレスセッション Bean は、完全にトランジェントであり、特定のクライアントが限られた時間必要とするビジネスロジックの一時的な部分がカプセル化される。
スティッキー cookie (sticky cookie) 常に同じサーバープロセスにクライアントを強制的に接続させるためにクライアントに返される cookie。「セッション cookie (session cookie)」も参照。
ストアドプロシージャ (stored procedure) SQL で書かれ、データベースに保存されるステートメントのブロック。ストアドプロシージャを使って、レコードの変更、挿入、または削除などのすべてのタイプのデータベースオペレーションを実行できる。ストアドプロシージャを使うと、ネットワークを介して送信される情報量が減るのでデータベースのパフォーマンスが向上する。
ストリーミング (streaming) HTTP によるデータの通信方法を管理するための技術。結果がストリーミングされると、そのデータの最初の部分をすぐに利用できる。結果がストリーミングされないと、結果全体が取得されるまで利用できない。ストリーミングを使うと、大量のデータを効率よく返すことができるため、アプリケーションの体感的なパフォーマンスが向上する。
スレッド (thread) プロセス内部の実行シーケンス。プロセスで複数のスレッドが同時に実行される場合はマルチスレッド。各スレッドが逐次実行される場合はシングルスレッド。
生成メソッド (create method) Enterprise JavaBean を作成時にカスタマイズするメソッド。
セキュリティ (security) 認証されたクライアントだけがアプリケーションリソースにアクセスできるようにしたスクリーニングメカニズム。
セッション Bean (session bean) クライアントによって作成される Enterprise JavaBean。通常は、1 回のクライアントサーバーセッションの間だけ存在する。セッション Bean は、クライアントのために計算や 別 EJB へのアクセスなどを実行する。セッション Bean はトランザクションで使用されることもあるが、システムがクラッシュした場合に復元できない。セッション Bean オブジェクトには状態のないもの (特定のクライアントに関連付けられない)、および状態のあるもの (特定のクライアントと関連付けられる) があり、メソッドやトランザクションの間で対話状態を保持できる。「ステートフルセッション Bean (stateful session bean)」、「ステートレスセッション Bean (stateless session bean)」も参照。
セッション cookie (session cookie) ユーザーセッション識別子が含まれているクライアントに返される cookie。「スティッキー cookie (sticky cookie)」も参照。
セッション (session) サーブレットが複数の HTTP リクエストでのユーザーと Web アプリケーションとの対話を追跡するために使用するオブジェクト。
セッションタイムアウト (session timeout) ユーザーセッションの有効期限。この特定の時間を超えると、Sun ONE Application Server によってユーザーセッションが無効になる。「セッション (session)」を参照。
接続プール (Connection Pool) 物理的な接続をキャッシュおよび再利用することで、データベースへのアクセスを効率的にする方法。接続オーバーヘッドを回避し、多数のスレッド間の共有接続を少数に抑えることができる。「JDBC 接続プール (JDBC connection pool)」も参照。
接続ファクトリ (connection factory) J2EE コンポーネントがリソースにアクセスできるよう、接続オブジェクトを生成するオブジェクト。提供された JMS 実装をアプリケーションコードが使えるようにする JMS 接続 (TopicConnection または QueueConnection) の作成に使用される。アプリケーションコードは、JNDI 名を使う接続ファクトリを JNDI サービスを使って特定する。
設定 (configuration) サーバーを調整する、またはコンポーネントのメタデータを提供するプロセス。通常、コンポーネントの設定はコンポーネントの配備記述子ファイルに保存されている。「管理サーバー (administration server)」、「配備記述子 (deployment descriptor)」も参照。
宣言によるセキュリティ (declarative security) セキュリティプロパティをコンポーネントの設定ファイル内で宣言し、コンポーネントのコンテナ (例 : Bean のコンテナやサーブレットエンジン) にセキュリティを暗黙的に管理させること。このタイプのセキュリティには、プログラムの制御は必要ない。「プログラムセキュリティ (programmatic security)」とは反対の概念。「コンテナ管理による持続性 (container-managed persistence)」を参照。
宣言によるトランザクション (declarative transaction) 「コンテナ管理トランザクション (container-managed transaction)」を参照
送信先リソース (destination resource) トピックの送信先または待ち行列の送信先を表すオブジェクト。待ち行列の読み出しと書き込み、トピックのパブリッシュとサブスクライブを行うときにアプリケーションが使用する。アプリケーションコードは、JNDI 名を使う JMS リソースを JNDI サービスを使って特定する。
属性 (attribute) サーブレットによって設定可能な、リクエストオブジェクト内の Name-value ペア。XML ファイル内の要素を修正する Name-value ペアでもある。「パラメータ」と対照的。一般的には、属性はメタデータの単位。
ダイジェスト認証 (digest authentication) ユーザー名とパスワードをコンテキストとして送信することなく、ユーザー名とパスワードに基づいてユーザーを認証する認証形態。
直列化可能オブジェクト (serializable object) 解体および再構築できるオブジェクト。複数のサーバーに保存したり分散したりできる。
データアクセスロジック (data access logic) データソースとの対話を伴うビジネスロジック。
データソース (data source) データベースなどの、データのソースへのハンドル。データソースは、iPlanet Application Server で登録された後、接続を確立してデータソースと対話できるようにするために、プログラムによって取得される。データソース定義により、データのソースへの接続方法を指定する。
データベース (database) リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) の一般名。関連する組織化された大量のデータの作成および操作が可能なソフトウェアパッケージ。
データベース接続 (database connection) データベースまたはほかのデータソースとの通信リンク。コンポーネントは、複数のデータベース接続を同時に作成および操作して、データにアクセスできる。
テーブル (table) データベースの行および列内に保存されている関連データの特定のグループ。
ディレクトリサーバー (directory server) 「Sun ONE Directory Server」を参照
電子商取引 (e-commerce) 電子商取引。インターネットで行うビジネス。
電子署名 (digital signature) メッセージと署名者の両方の認証に使用される電子的なセキュリティメカニズム。
同一場所に置く (co-locate) 関連するコンポーネントと同じメモリ空間にコンポーネントを配備することによってリモートプロシージャコールを避け、パフォーマンスを向上させること。
動的再配備 (dynamic redeployment) サーバーを再起動せずにコンポーネントを再配備するプロセス。
動的再読み込み (dynamic reloading) サーバーを再起動せずにコンポーネントを更新して再読み込みするプロセス。デフォルトでは、サーブレット、JavaServer Page (JSP)、および Enterprise JavaBean コンポーネントをダイナミックに再読み込みできる。バージョン付けとも呼ぶ。
ドキュメントルート (Document Root) 一次ドキュメントディレクトリ。仮想サーバーの全ファイルを格納してリモートクライアントに提供するための中心的なディレクトリ。
トピック (topic) 管理者が作成するオブジェクトで、パブリッシュ / サブスクライブ配信モデルが実装される。送られてきたメッセージの収集と分配を担当するコンテンツ階層に含まれるノードと考えることもできる。トピックを中間媒体として使うことで、メッセージのパブリッシャーとサブスクライバーを分離できる。
ドメインレジストリ (Domain Registry) Sun ONE Application Server のインストールに作成、設定されるすべてのドメインについて、ドメイン固有の情報 (ドメインの名前、場所、ポート、ホストなど) を含む 1 つのデータ構造。
トランザクション (transaction) グループとして成功または失敗する一連のデータベースコマンド。トランザクション全体が成功するには、そのトランザクションに関連するすべてのコマンドが成功する必要がある。
トランザクションコンテキスト (transaction context) ローカルまたはグローバルなトランザクションの範囲。「ローカルトランザクション (local transaction)」、「グローバルトランザクション (global transaction)」を参照。
トランザクション属性 (Transaction Attribute) トランザクションの範囲を制御する。
トランザクション分離レベル (transaction isolation level) データベース上で同時に実行されている複数のトランザクションが互いを認識できる度合いを決定する。
トランザクションマネージャ (transaction manager) 通常 XA プロトコルを使ってグローバルトランザクションを制御するオブジェクト。「グローバルトランザクション (global transaction)」を参照。
トランザクションリカバリ (Transaction Recovery) 自動または手動による分散トランザクションのリカバリ。
トランジエンス (transience) 使われていないときにリソースを解放するプロトコル。「持続性 (persistence)」とは反対の概念。
認証 (authentication) ユーザーなどのエンティティが、別のエンティティ (アプリケーションなど) が特定の識別情報 (ユーザーのセキュリティ識別情報) として機能できることを証明するプロセス。Sun ONE Application Server は、基本的な認証のほかにフォームベースと SSL 相互認証もサポートしている。「クライアント認証 (client authentication)」、「ダイジェスト認証 (digest authentication)」、「ホスト - IP 認証 (host-IP authentication)」、「プラグイン対応認証 (pluggable authentication)」も参照。
ネットワークマネージメントステーション (NMS、network management station) 特定のネットワークのリモート管理に使われるマシン。通常、NMS ソフトウェアには、収集されたデータをグラフに表示したり、そのデータを使ってサーバーが特定の許容範囲内で動作していることを確認する機能がある。「SNMP」も参照。
バージョン付け (versioning) 「動的再読み込み (dynamic reloading)」を参照。
パーミッション (permission) ユーザーまたはグループに対して付与または拒否する一連の権限。「ACL」も参照。
配備 (deployment) アプリケーションが必要とするファイルをアプリケーションサーバーに配布し、アプリケーション上でアプリケーションを実行できるようにするプロセス。「アセンブリ (assembly)」も参照。
配備記述子 (deployment descriptor) 配備方法を記述した XML ファイル。各モジュールおよびアプリケーションに備わっている。配備記述子は、配備ツールに、特定のコンテナオプションでモジュールまたはアプリケーションの配備を指示し、配備ツールが解決する必要のある特定の設定要件を示している。
バックアップストア (backup store) データのリポジトリ。一般的にはファイルシステムやデータベース。バックアップストアをバックグラウンドスレッド (スィーパスレッド) で監視して、不要なエントリを削除することができる。
パッケージ (package) 共通ディレクトリ内に保存されている、関連するクラスのコレクション。クラスのコレクションは、頻繁に、Java アーカイブ JAR ファイルにパッケージ化される。「アセンブリ (assembly)」、「配備 (deployment)」も参照。
発見的決定 (Heuristic Decision) アプリケーショントランザクションが使用するトランザクションモデル。トランザクションは、コミットまたはロールバックする必要がある。
パブリッシュ / サブスクライブ配信モデル (publish/subscribe delivery model) 一般に、パブリッシャーとサブスクライバーは匿名で、トピックに対して動的にパブリッシュまたはサブスクライブできる。このシステムでは、トピックの複数のパブリッシャーから受信したメッセージを複数のサブスクライバーに配信できる。
パラメータ (parameter) フォームフィールドデータや HTTP ヘッダー情報など、クライアントから送信される名前-値ペアであり、リクエストオブジェクト内にカプセル化されている。「属性」と対照的。一般的には、Java メソッドまたはデータベースコンパイル済みコマンドに渡される引数を指す。
ハンドル (handle) Enterprise Java Beans を識別するオブジェクト。クライアントはハンドルを直列化した後で直列化を解除し、Beans への参照を取得する。
汎用 ACL (general ACL) ユーザーまたはグループを 1 つまたは複数の権限に関連付ける、Sun ONE Directory Server 内の特定のリスト。一連の権限を記録するようにこのリストを定義し、自由にアクセスできる。
汎用サーブレット (generic servlet) javax.servlet.GenericServlet を拡張するサーブレット。汎用サーブレットはプロトコルに依存しない。これは、汎用サーブレットは本来、HTTP やその他の転送プロトコルをサポートしていないことを意味する。「HTTP サーブレット (HTTP Servlet)」と対照的。
ビジネスロジック (business logic) データ統合ロジックやプレゼンテーションロジックではなく、不可欠なビジネスルールを含むアプリケーションコード。
非同期通信 (asynchronous communication) メッセージの送信側が、他の処理を継続する前に送信メソッドの返りを待つ必要のない通信モード。
秘密鍵 (private key) 「公開鍵暗号法 (public key cryptography)」を参照。
プール (pooling) 設定済みのリソースを増やしてパフォーマンスを向上させるプロセス。リソースがプールされていると、コンポーネントは新しくインスタンス化しなくても、プールから既存のインスタンスを使用できる。Sun ONE Application Serverでは、データベース接続、サーブレットインスタンス、および Enterprise JavaBean インスタンスをすべてプールできる。
ファイアウォール (firewall) セキュリティを強化するために、管理者がネットワーク上の情報フローを制限するときに使用する電子的な境界。
ファイルキャッシュ (File Cache) ファイルキャッシュには、ファイルに関する情報と静的なファイルコンテンツが含まれる。ファイルキャッシュはデフォルトで有効になっている。
ファインダーメソッド (finder method) クライアントがグローバルに利用可能なディレクトリで、Bean または Bean のコレクションを調べることができるようにするメソッド。
ファクトリクラス (factory class) 持続マネージャを作成するクラス。「接続ファクトリ (connection factory)」も参照。
フェィルオーバ (failover) Bean がサーバークラッシュに透過的に耐えられるようにするリカバリプロセス。
フォームアクションハンドラ (form action handler) フォーム上の特定のボタンに基づいてアクションを実行する、サーブレットまたはアプリケーションロジック内で特別に定義されているメソッド。
非活性化 (passivation) Bean を破棄せずに Bean のリソースを解放するメソッド。これによって、Bean は持続的になり、インスタンス化せずに再び呼び出すことができる。
復号化 (decryption) 暗号化された情報を認識可能な状態に戻すプロセス。
プラグイン対応認証 (pluggable authentication) J2EE アプリケーションが J2SE プラットフォームから JAAS (Java Authentication and Authorization Service) を利用できるようにするメカニズム。開発者は、独自の認証メカニズムをプラグインできる。
プリンシパル (principal) 認証の結果として、エンティティに割り当てられる ID。
プレゼンテーションレイアウト (presentation layout) Web ページコンテンツの形式。
プレゼンテーションロジック (presentation logic) アプリケーションでページを作成するアクティビティ。リクエストの処理、レスポンスコンテンツの生成、クライアントに返すページのフォーマット化など。通常は、Web アプリケーションによって処理される。
ブローカ (broker) JMS メッセージのルーティング、配信、持続性、セキュリティ、ログを管理する Sun ONE Message Queue エンティティ。管理者がパフォーマンスとリソース使用率の監視と調整に使うインタフェースを提供する。
プログラマによる境界設定トランザクション (programmer-demarcated transaction) 「Bean 管理トランザクション (bean-managed transaction)」を参照。
プログラムセキュリティ (programmatic security) コンポーネントのコンテナ (Bean のコンテナやサーブレットエンジンなど) による処理ではなく、コードを記述して明示的にセキュリティを制御するプロセス。「宣言によるセキュリティ (declarative security)」とは反対の概念。
プロセス (process) アクティブなプログラムの実行シーケンス。プロセスは、1 つまたは複数のスレッドから構成される。
プロパティ (property) アプリケーションコンポーネントの動作を定義する 1 つの属性。server.xml ファイルでは、プロパティは名前と値のペアを含む要素である。
分散可能セッション (distributable session) クラスタ内のすべてのサーバー間に分散できるユーザーセッション。
分散トランザクション (distributed transaction) 別個のサーバー上に配備されている複数の異種データベースに適用可能な 1 つのトランザクション。
分離レベル (isolation level) 「トランザクション分離レベル (transaction isolation level)」を参照。
ホームインタフェース (home interface) クライアントによる Enterprise JavaBean の作成や削除を可能にするメソッドを定義するメカニズム。
ポイントツーポイント配信モデル (point-to-point delivery model) プロデューサはメッセージを特定のキューに送り、コンシューマは、そのメッセージを保持するために確立されたキューからメッセージを抽出する。メッセージは 1 つのメッセージコンシューマだけに配信される。
ホスト - IP 認証 (host-IP authentication) 特定のコンピュータを使うクライアントだけにアクセスを限定することによって、管理サーバー、または Web サイト上のファイルやディレクトリへのアクセスを制限するセキュリティメカニズム。
待ち行列 (queue) 管理者が作成するオブジェクトで、ポイントツーポイント配信モデルが実装される。待ち行列は、メッセージを消費するクライアントが非活性化されている状態でも、メッセージを保持するために用意される。待ち行列は、プロデューサとコンシューマの間でメッセージの中間保管場所のように機能する。
マッピング (mapping) オブジェクト指向モデルを、データのリレーショナルモデル (通常はリレーショナルデータベースのスキーマ) に結びつける機能。スキーマを別の構造に変換するプロセス。ユーザーとセキュリティロールとの関連付けも意味する。
マネージメントインフォーメーションベース (MIB、management information base) マスター SNMP エージェントがアクセスできる変数を定義したツリー構造に似た構造。MIB は、HTTP サーバーのネットワーク構成、状態、および統計情報へのアクセスを提供する。SNMP を使って、この情報をネットワークマネージメントステーション (NMS) から確認できる。「ネットワークマネージメントステーション (NMS、network management station)」、「SNMP」も参照。
メタデータ (metadata) コンポーネントの名前やその動作の仕様などの、コンポーネントに関する情報。
メッセージ駆動型 Bean (message-driven bean) 非同期メッセージコンシューマの Enterprise JavaBean。メッセージ駆動型 Bean は特定のクライアントのステートを持っていないが、インスタンス変数はクライアントメッセージの処理に関するステート (オープンデータベース接続や EJB オブジェクトへのオブジェクト参照など) を持っていることがある。クライアントは、メッセージ駆動型 Bean がメッセージリスナとなっている宛先にメッセージを送信して、メッセージ駆動型 Bean にアクセスする。
メッセージング (messaging) Enterprise JavaBean が使用する非同期の要求、報告、またはイベントのシステム。緩く結合されたアプリケーション間で確実かつ安全に情報をやり取りするときに利用される。
モジュール (module) アプリケーションの外部に個別に配備された Web アプリケーション、Enterprise JavaBean、メッセージ駆動型 Bean、アプリケーションクライアント、またはコネクタ。「アプリケーション (application)」、「コンポーネント (component)」、「ライフサイクルモジュール (lifecycle module)」も参照。
ユーザー (user) アプリケーションを使う人。プログラム的には、アプリケーションがクライアントを認識する際の手掛かりとなるユーザー名、パスワード、および一連の属性で構成される。「グループ (group)」、「ロール (role)」も参照。
ユーザーセッション (user session) サーバーによって記録される、ユーザーとアプリケーション間の一連の対話。セッションでは、ユーザー状態、持続オブジェクト、および ID 認証が管理される。
要素 (element) より大きなセットの集まり。たとえば、配列のデータ単位や、論理要素。XML ファイルでは、これが基本構造単位となる。XML 要素は、サブ要素またはデータを含み、属性を含むこともある。
呼び出し可能なステートメント (callable statement) ストアドプロシージャからのリザルトセットの戻しをサポートしているデータベースのデータベースプロシージャまたは関数呼び出しがカプセル化されているクラス。
読み込み専用 Bean (read-only bean) EJB クライアントで修正されることがないエンティティ Bean。「エンティティ Bean (entity bean)」も参照。
ライフサイクルイベント (lifecycle event) 起動や停止など、サーバーのライフサイクルの各段階。
ライフサイクルモジュール (lifecycle module) サーバーライフサイクルのイベントに応じて、タスクを待機し、実行するモジュール。
リクエストオブジェクト (request object) クライアントによって生成されたページおよびセッションデータが含まれているオブジェクトであり、入力パラメータとしてサーブレットまたは JavaServer Page (JSP) に渡される。
リスナー (Listener) ポストするオブジェクトに登録され、イベント発生時の処理を指示するクラス。
リソース参照 (resource reference) 配備記述子の要素で、リソースのコード化されたコンポーネント名を識別する。
リソースマネージャ (resource manager) リソース (たとえばデータベースやメッセージブローカ) とクライアント (たとえば Sun ONE Application Server プロセス) のまとめ役となるオブジェクト。グローバルに利用可能なデータソースを制御する。
リモートインタフェース (remote interface) Enterprise JavaBean の 2 つのインタフェースのうちの 1 つ。リモートインタフェースでは、クライアントから呼び出すビジネスメソッドを定義する。
レスポンスオブジェクト (response object) 呼び出しているクライアントを参照して、そのクライアントへの出力を生成するメソッドを提供するオブジェクト。
レルム (realm) 共通セキュリティポリシーが定義され、セキュリティサービスのセキュリティ管理者によって適用されている領域。J2EE 仕様では、セキュリティポリシードメインまたはセキュリティドメインとも呼ばれる。
ローカルインタフェース (local interface) 同じ Java 仮想マシン (JVM) にあるクライアントのメカニズムに、Bean にアクセスするためのセッションやエンティティ Bean を提供するインタフェース。
ローカルセッション (local session) 1 つのサーバーだけに見えるユーザーセッション。
ローカルデータベース接続 (local database connection) ローカル接続のトランザクションコンテキストは現在のプロセスおよびデータソースに対してローカルであり、複数のプロセスまたはデータソース全体に分散できない。
ローカルトランザクション (local transaction) 1 つのデータベースに固有で、1 つのプロセス内に制限されるトランザクション。ローカルトランザクションは、1 つのバックエンドでのみ動作する。ローカルトランザクションは通常、JDBC API を使って区別される。「グローバルトランザクション (global transaction)」も参照。
ロール (role) アプリケーションにおいてサブジェクトを機能別にグループ分けしたもの。配備環境では 1 つまたは複数のグループによって表される。「ユーザー (user)」、「グループ (group)」も参照。