パケットを生成したノードは、IPv6 パケットの異なるクラスまたは優先順位を識別する必要があります。その場合、IPv6 ヘッダーのトラフィッククラスフィールドが使用されます。パケットを転送するルーターも同じ目的でトラフィッククラスフィールドを使用します。
トラフィッククラスフィールドには、以下の一般的な要件が適用されます。
1 つのノード内の IPv6 サービスへのサービスインタフェースは、上位層プロトコルに対して、トラフィッククラスビットの値を提供する必要があります。上位層プロトコルで生成されたパケットにはトラフィッククラスビットが必要です。デフォルト値は、8 ビットすべてが 0 です。
一部またはすべてのトラフィッククラスビットをサポートするノードは、ビットの値を変更することができます。変更できるのは、サポートする特定の使用方法に従ってそのノードが生成、転送、または受信するパケット内のビットの値です。ノードは、特定の使用方法をサポートしないすべてのトラフィッククラスフィールド内のビットを無視し、変更しないようにしなければなりません。
受信パケット内のトラフィッククラスビットは、そのパケットの発信元が送信した値とは異なる値である可能性があります。したがって、上位層プロトコルは、トラフィッククラスビットの値が同じであると仮定することはできません。