Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

概要

資源管理メカニズムを適用する前に、まず、さまざまな作業負荷がシステムに対して行う資源消費要求の特徴をつかむ必要があります。Solaris オペレーティング環境の拡張アカウンティング機能を利用すると、タスクベース、プロセスベース、または IPQoS が提供するセレクタベース (ipqos(7IPP)参照) で、システムやネットワークの資源消費を記録する柔軟性が得られます。システムの使用状況をリアルタイムで計測するオンライン監視ツールとは異なり、拡張アカウンティング機能を使用すると、使用状況の履歴を調べることができます。 その上で、将来の作業負荷の容量要件を算定できます。

拡張アカウンティングのデータを使用すれば、資源についての課金、作業負荷の監視、容量計画などの目的でソフトウェアを開発したり購入したりできます。