Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

ダイアルアップネットワークに対する DA 検出の構成方法

次の手順に従って、DA ハートビートの期間と能動的検出の間隔を長くすることで、請求されていない DA 通知と能動的検出を削減できます。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. ホスト上の slpd とすべての SLP 動作を停止します。


    # /etc/init.d/slpd stop
    
  3. 構成の設定を変更する前に、デフォルトの /etc/inet/slp.conf ファイルのバックアップをとります。

  4. slpd.conf ファイル内の net.slp.DAHeartbeat プロパティの値を大きくします。


    net.slp.DAHeartbeat=value
    

    value

    32 ビットの整数で、DA 通知の受動的ハートビートに対して秒数を設定する 

    デフォルト値は、10800 秒 (3 時間) 

    値の範囲は、2000 から 259200000 秒 

    たとえば、DA を実行しているホストに対して、DA のハートビートを約 18 時間に設定できます。


    net.slp.DAHeartbeat=65535

  5. slpd.conf ファイル内の net.slp.DAActiveDiscoveryInterval プロパティの値を大きくします。


    net.slp.DAActiveDiscoveryInterval value
    

    value

    32 ビットの整数で、DA の能動的検出クエリーに対して秒数を設定する 

    デフォルトの値は、900 秒 (15 分) 

    値の範囲は、300 から 10800 秒 

    たとえば、UA と SA を実行しているホストに対して、DA の能動的検出の間隔を 18 時間に設定できます。


    net.slp.DAActiveDiscoveryInterval=65535

  6. 変更を保存し、ファイルを閉じます。

  7. 変更を反映するには、slpd を再起動します。


    # /etc/init.d/slpd start