Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

NIS aliases マップ

ローカルドメインのすべてのユーザーは、NIS aliases マップのエントリを使用できます。 sendmail プログラムは、ローカルの /etc/mail/aliases ファイルの代わりに NIS aliases マップを使って送信アドレスを決定できるからです。詳細は、nsswitch.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

NIS aliases マップの別名は、以下のようになります。


aliasname: value,value,value ...

aliasname は、ユーザーがメールを送信するときに使用する名前であり、value は有効な電子メールアドレスです。

NIS aliases マップには、すべてのメールクライアント用のエントリを含めてください。一般にこれらのエントリを変更できるのは、NIS マスターの root ユーザーだけです。この種の別名は頻繁に変更される場合には適していません。次の構文例のように、他の別名ファイルをポイントする場合には役立ちます。


aliasname: aliasname@host

aliasname はユーザーがメールを送信するときに使用する名前であり、host/etc/mail/alias ファイルを含むサーバー用のホスト名です。

作業手順については、第 25 章「メールサービス (手順)」NIS mail.aliases マップを設定する方法を参照してください。