Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)

配信エージェントの新しいフラグ

次の表では、配信エージェントの新しいフラグについて説明しています。デフォルトでは、これらのフラグは設定されていません。これらの 1 文字のフラグはブール型です。このフラグを設定したりその設定を解除したりするには、次の例のように、フラグを構文ファイルの F= 文に含めるか除外します。


Mlocal,    P=/usr/lib/mail.local, F=lsDFMAw5:/|@qSXfmnz9, S=10/30, R=20/40,
Mprog,     P=/bin/sh, F=lsDFMoqeu9, S=10/30, R=20/40, D=$z:/,
Msmtp,     P=[IPC], F=mDFMuX, S=11/31, R=21, E=\r\n, L=990,
Mesmtp,    P=[IPC], F=mDFMuXa, S=11/31, R=21, E=\r\n, L=990,
Msmtp8,    P=[IPC], F=mDFMuX8, S=11/31, R=21, E=\r\n, L=990,
Mrelay,    P=[IPC], F=mDFMuXa8, S=11/31, R=61, E=\r\n, L=2040,
表 27–16 メールプログラムの新しいフラグ

フラグ 

説明 

%

このフラグを使用するメールプログラムは、ETRN 要求やキューオプション -qI-qR、または -qS のいずれかを使ってキューにあるメッセージを選択しないかぎり、最初の受信者宛にメールを配信したり、キューを実行したりしない

1

このフラグは、\0 などのヌル文字を送信するメールプログラムの機能を無効にする

2

このフラグは、ESMTP の使用を無効にし、代わりに SMTP を使用するように要求する 

6

このフラグを指定すると、メールプログラムでヘッダを 7 ビットにすることができる