Solaris のシステム管理 (基本編)

システムをブートする場合

次の表に、システム管理作業とそれに伴って必要となるブートタイプを示します。

表 10–2 システムのブート

システムリブートの理由 

適切なブートタイプ 

SPARC のブート手順の参照先 

x86 のブート手順の参照先 

停電のためシステムの電源を切断する 

システムの電源を再投入する 

第 12 章「システムのシャットダウン (手順)」

第 12 章「システムのシャットダウン (手順)」

/etc/system ファイル内のカーネルパラメータを変更する

システムを実行レベル 3 でリブートする (NFS リソースを共有できるマルチユーザーレベル) 

SPARC: システムを実行レベル 3 (マルチユーザーレベル) でブートする方法

x86: システムを実行レベル 3 (マルチユーザーレベル) でブートする方法

ファイルシステムを保守する (システムデータのバックアップや復元など) 

実行レベル S で Control + D を押して、システムを実行レベル 3 に戻す 

SPARC: システムを実行レベル S (シングルユーザーレベル) でブートする方法

x86: システムを実行レベル S (シングルユーザーレベル) でブートする方法

/etc/system などのシステム構成ファイルを修正する

対話式ブート 

SPARC: システムを対話式でブートする方法

x86: システムを対話式でブートする方法

システムにハードウェアを追加する (または、システムからハードウェアを削除する) 

再構成ブート (ハードウェアを追加または削除したら電源を投入する) 

SPARC: 二次ディスクを接続してブートする方法

二次ディスクを接続してブートする方法

カーネルデバッガ (kadb) をブートして、システムの障害を調査する

kabd をブートする

SPARC: カーネルデバッガ (kadb) を使ってシステムをブートする方法

x86: カーネルデバッガ (kadb) を使ってシステムをブートする方法

ブート失敗の原因となっていた重要なシステムファイルを修正する 

回復ブート 

SPARC: 復元を目的としてシステムをブートする方法

x86: 復元を目的としてシステムをブートする方法

ハング状態から回復させ、クラッシュダンプを強制する 

回復ブート 

SPARC: クラッシュダンプを強制してシステムをリブートする方法の例を参照

x86: クラッシュダンプを強制してシステムをリブートする方法の例を参照

システムブートの例については、第 13 章「SPARC: システムのブート (手順)」または第 14 章「x86: システムのブート (手順)」を参照してください。