Solaris 9 4/03 ご使用にあたって

Solaris 9 4/03 ソフトウェアをインストールする前に知っておく必要があるバグ

x86: Service パーティションの保存、および Solaris パーティションの作成を選択すると、suninstall が終了する (バグ ID: 4832216)

suninstall インストールプログラムを使用して、既存の Service パーティションを持つシステムに Solaris 9 4/03 オペレーティング環境 (x86 版) をインストールしようとすると、インストールプログラムが終了する可能性があります。この問題は、下記の状況で発生します。

回避方法: 次のいずれかを実行してください。

x86: 3Com 3c905C ネットワークインタフェースカードを使用すると、インストールに失敗することがある (バグ ID: 4791458)

3Com 3c905C ネットワークインタフェースカードを使ってネットワークインストールを実行すると、次のエラーメッセージが表示されることがあります。


elxl%d: no active connection found; please connect

このエラーメッセージが表示された場合、インストールがハングアップする可能性があります。

回避方法: 次のいずれかを実行してください。

ネットワークインストールの詳しい手順については、『Solaris 9 インストールガイド』を参照してください。

x86: PXE ネットワークブートが Sun LX50 Systems で正常に実行されない (バグ ID: 4725108)

PXE (Preboot Execution Environment) ネットワークブートを使用して、SunTM LX50 システムに Solaris 9 4/03 オペレーティング環境をインストールすると、ネットワークブートに失敗することがあります。その場合、次のメッセージが表示されます。


error: Assertion failure: - "rp->flags & RESF_ALT", "ur.c" line 80

The root filesystem is not mounted and the configuration assistant
has exited prematurely. Booting is unlikely to succeed. 
CTL-ALT-DEL may be used to reset the machine.

Failover to boot interpreter - type ctrl-d to resume boot

回避方法: 次のいずれかを実行してください。

Toshiba SD-M1401 DVD-ROM を持つシステムで Solaris DVD からのブートが失敗する (バグ ID: 4467424)

システムに、ファームウェアリビジョン 1007 の Toshiba SD-M1401 DVD-ROM ドライブが含まれていると、Solaris 9 4/03 DVD からのブートが失敗します。

回避方法 : パッチ 111649-03 以降を適用して Toshiba SD-M1401 DVD-ROM ドライブのファームウェアを更新します。パッチ 111649-03 は、Solaris 9 4/03 Supplement CD の次のディレクトリにあります。


DVD_Firmware/Patches

パッチのインストール方法については、上記のディレクトリにある README ファイルを参照してください。パッチをインストールする前に、README ファイルに記載されている注意事項や警告内容のすべてに目を通して、その内容に従って作業してください。

Solaris 2.6 および Solaris 7 オペレーティング環境で、Solaris 9 4/03 DVD 上のデータにアクセスできない (バグ ID: 4511090)

Solaris 2.6 オペレーティング環境または Solaris 7 オペレーティング環境を実行しているシステムでは、Solaris 9 4/03 DVD がボリューム管理によって正しくマウントされません。そのため、インストールサーバーを設定したり、Live Upgrade を実行したり、メディア上のデータにアクセスしたりできません。

回避方法 : 次のどちらかを実行してください。