DNS サーバーとして機能するシステム上のユーザーアカウントまたはグループツールで Solaris 管理コンソールから処理を実行するとき、この DNS システム上に /etc/named.conf ファイルが存在していると、エラーが発生します。
具体的には、GUI または Solaris 管理コンソールのコマンド行インタフェース smuser および smgroup の使用時に次のエラーが発生します。
ユーザーアカウントツールの場合は、Solaris 管理コンソールの新しいダイアログボックスが開くか、次のエラーメッセージとともに smuser コマンドが終了します。
"ユーザーまたは役割を表示しようとしましたが、予期しないエラーのために 失敗しました。 原因となったエラー: CIM_ERR_FAILED" |
グループツールの場合は、Solaris 管理コンソールの新しいダイアログボックスが開くか、次のエラーメッセージとともに smgroup コマンドが終了します。
"グループ名を読み取ろうとしましたが、予期しない CIM エラーによって 失敗しました: CIM_ERR_FAILED" |
回避方法: 次のいずれかを実行してください。
次の手順に従って DNS サーバーを再起動します。
スーパーユーザーになります。
たとえば次のようにして、named.conf ファイルを別のディレクトリに移動します。
# mv /etc/named.conf /var/named/named.conf |
DNS サーバーを再起動します。
# pkill -9 in.named |
# /usr/sbin/in.named /var/named/named.conf |
次の手順に従って WBEM サーバーを再起動します。
スーパーユーザーになります。
テキストエディタで /usr/sadm/lib/wbem/WbemUtilityServices.properties ファイルを開いて編集します。
文字列 /etc/named.conf を /tmp/new-filename に変更します。
すでにシステム上に存在するファイル名以外を使用してください。
WBEM サーバーを停止します。
# /etc/init.d/init.wbem stop |
WBEM サーバーを起動します。
# /etc/init.d/init/wbem start |
詳細は、smuser(1M) および smgroup(1M) のマニュアルページを参照してください。