マスターシステムには、クローンシステムで行いたいソフトウェア構成と同じ構成でインストールします。クローンシステムに、初期インストールによりシステム上のすべてのファイルを上書きすることも、2 つのイメージの相違部分のみを更新することも可能です。初期インストールでは、任意の Solaris インストール方法を使用してマスターシステムに Solaris オペレーティング環境をインストールします。
アーカイブをクローンシステムにインストール済みの場合、差分アーカイブを使用してシステムの変更部分を更新できます。元のイメージへの変更は、パッチのインストールやパッケージの追加および削除により実行されます。差分アーカイブでは、アーカイブ内で指定されたファイルだけが上書きされます。元のマスターイメージを更新して、差分アーカイブを作成する手順については、マスターイメージの更新と差分アーカイブの作成 を参照してください。
インストールしたいシステム構成を決定します。
Solaris のインストール方法のいずれかを使用して、マスターシステムに Solaris オペレーティング環境をインストールします。インストール方法の選択については、第 3 章「Solaris インストール方法の選択」を参照してください。
マスターシステムを次のいずれかの方法でカスタマイズします。
ソフトウェアを削除する
ソフトウェアを追加する
構成ファイルを変更する
クローンシステム上にある周辺装置のためのサポートを追加する
カスタムスクリプトを作成するか、flar create コマンドを使用してアーカイブを作成できます。
カスタムスクリプトの作成方法については、カスタムスクリプトの作成を参照してください。
アーカイブの作成方法については、フラッシュアーカイブの作成を参照してください。