リンカーとライブラリ

データの符号化

ファイルのデータ符号化方式は、ファイルの基本オブジェクトを解釈する方法を指定します。クラス ELFCLASS32 のファイルは、1、2、および 4 バイトを占めるオブジェクトを使用します。クラス ELFCLASS64 のファイルは、1、2、4、および 8 バイトを占めるオブジェクトを使用します。定義されている符号化方式の下では、オブジェクトは以下のように表されます。バイト番号は、左上隅に示されています。

ELFDATA2LSB を符号化すると、最下位バイトが最低位アドレスを占める 2 の補数値が指定されます。

図 7–2 データの符号化方法 ELFDATA2LSB

ELFDATA2LSB データの符号化方法。

ELFDATA2MSB を符号化すると、最上位バイトが最低位アドレスを占める 2 の補数値が指定されます。

図 7–3 データの符号化方法 ELFDATA2MSB

ELFDATA2MSB データの符号化。