この節では、GNOME デスクトップで X11 のネットワークトラフィックを減少させる設定について説明します。
リモートディスプレイプロトコルは、ピクセルブロック内のピクセルがすべて同じ色の場合、そのブロック内のすべてのピクセルを転送しません。
X11 のネットワークトラフィックを減らすには、単一色を使用するウィンドウフレームテーマを使用します。つまり、次のいずれかのウィンドウフレームテーマを使用します。
Atlanta
Esco
テーマの変更方法については、CPU リソースをあまり必要としないテーマを使用するを参照してください。
メニュー上のいくつかの項目は、その項目の横にアイコンが表示されます。アイコンが別のファイルシステム上にある場合、この機能が原因で X11 のネットワークトラフィックが増大します。また、パネルがリモートホスト上で表示される場合も、 X11 のネットワークトラフィックが増大します。たとえば、Sun Ray サーバーでパネルを起動し、そのパネルを Sun Ray クライアント上で表示する場合です。
この機能を無効にする方法については、メニュー上のアイコンをオフにして CPU 使用率を減らすを参照してください。
ウィンドウを表示するアプリケーションがリモートホストで実行されている場合は、ワイヤフレームモードを使用すると X11 のネットワークトラフィックが減少します。
ワイヤフレームモードの詳細については、ワイヤフレームモードをオンにして CPU 使用率を減らすを参照してください。