Solaris 9 8/03 ご使用にあたって

SPARC: 64 ビットパッケージ

Solaris オペレーティング環境は現在、32 ビットコンポーネントと 64 ビットコンポーネントで別々のパッケージで配布されています。 64 ビットパッケージは Solaris 7 リリースで導入されたもので、Solaris オペレーティング環境の 64 ビットコンポーネントを配布します。 一般的に、64 ビットパッケージの名前の末尾は「x」です。たとえば、 SUNWcsl は Solaris コアライブラリの 32 ビットバージョンを、 SUNWcslx は 64 ビットバージョンを配布するものです。

Solaris の将来のリリースでは、32 ビットコンポーネントおよび 64 ビットコンポーネントは単一の基本パッケージでいっしょに配布される可能性があります。両方が同梱されるパッケージの名前は、元の 32 ビットパッケージの名前になり、64 ビットパッケージの名前ではもう配布されません。 たとえば /usr/lib/sparcv9/libc.so.1 は、現在 SUNWcslx として配布されていますが、 将来は SUNWcsl として配布され、SUNWcslx はもう配布されなくなる予定です。


注 –

パッケージによっては、64 ビットコンポーネントだけが配布され、対応する 32 ビットパッケージが存在しないものがあります。このような場合、パッケージの名前が変更され、 末尾の「x」が削除されます。たとえば SUNW1394xSUNW1394 となります。