この手順では、システムがボリュームマネージャを実行していると仮定しています。ボリュームマネージャを使用せずにフロッピーディスク、CD、および DVD を管理する方法の詳細は、Solaris 9 System Administrator Collection に含まれている『Solaris のシステム管理 (基本編) 』を参照してください。
フロッピーディスクドライブを持つ x86 システムにスーパーユーザーとしてログインします。
Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) をフロッピーディスクドライブ (通常はドライブ A) に挿入します。このフロッピーディスクは、プロファイルフロッピーディスクとして使用します。
ブートフロッピーディスクソフトウェアのアクセスは、http://soldc.sun.com/support/drivers/dcs_diskettes の「Solaris Developer Connection」からこのソフトウェアをフロッピーディスクにダウンロードしてコピーすることによって行えます。
# volcheck |
Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) イメージをシステムのハードディスクにコピーします。
# dd if=/vol/dev/aliases/floppy0 of=boot_image |
ここで boot_image は、Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) のイメージをコピーするファイル名を示します。絶対パス名を指定できます。
たとえば次のコマンドは、ブートフロッピーディスクを boot_save ファイルにコピーします。
dd if=/vol/dev/aliases/floppy0 of=boot_save |
「ファイル・マネージャ (File Manager)」ウィンドウの「取り出し (Eject Disk)」をクリックするか、コマンド行に eject floppy と入力して、フロッピーディスクを取り出します。
「リムーバブルメディア・マネージャ (Removable Media Manager)」画面で「了解 (OK)」をクリックします。
Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) (x86 版) を手動で取り出します。
空のフロッピーディスクまたは上書き可能なディスクをフロッピーディスクドライブに挿入します。
# volcheck |
この手順によって、フロッピーディスク上のデータはすべて消去されます。
# fdformat -d -U |
Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) イメージを、システムのハードディスクからフォーマットしたフロッピーディスクにコピーします。
# dd if=boot_image of=/vol/dev/aliases/floppy0 |
ここで boot_image は、Solaris 9 Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) のイメージをコピーするファイル名を示します。絶対パス名を指定できます。
サンプルのカスタム JumpStart ファイルを JumpStart ディレクトリにコピーするかどうかを決定します。
コピーしない場合は、手順 15 へ進みます。
コピーする場合は、次の表を利用して次に行う作業を決定します。
サンプルのカスタム JumpStart ファイルを、プロファイルフロッピーディスクの JumpStart ディレクトリにコピーします。
# cp -r media_path/Solaris_9/Misc/jumpstart_sample/* jumpstart_dir_path |
ディスク上の CD、DVD、またはイメージのパス。
カスタム JumpStart のサンプルファイルを置くプロファイルフロッピーディスクのパス。
プロファイルフロッピーディスクを使用するときは、すべてのカスタム JumpStart インストールファイルは、フロッピーディスクのルートディレクトリに置かれている必要があります。
たとえば、次のコマンドは、Solaris 9 SOFTWARE 1 of 2 CD (x86 版) の jumpstart_sample の内容を、プロファイルフロッピーディスク scrap のルート (/) ディレクトリにコピーします。
cp -r /cdrom/sol_9_x86/s2/Solaris_9/Misc/jumpstart_sample/* /floppy/scrap |
プロファイルフロッピーディスク上の JumpStart ファイルの例を更新して、サイトの環境内で動作するようにします。
JumpStart ディレクトリの所有者が root で、そのアクセス権が 755 に設定されていることを確認します。
「ファイル・マネージャ (File Manager)」ウィンドウの「取り出し (Eject Disk)」をクリックするか、コマンド行に eject floppy と入力して、フロッピーディスクを取り出します。
「リムーバブルメディア・マネージャ (Removable Media Manager)」画面で「了解 (OK)」をクリックします。
フロッピーディスクを手動で取り出します。
これで、プロファイルフロッピーディスクの作成が完了しました。rules ファイルを更新して、プロファイルフロッピーディスクにプロファイルを作成して、カスタム JumpStart インストールを実行できます。処理を続けるには、rules ファイルの作成へ進んでください。