次の表で、/var/adm/acct ディレクトリ内の runacct スクリプトによって生成された最も役に立つファイルを説明します。
表 20–11 runacct が生成するファイル
File |
説明 |
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runacct スクリプトは acctcon プログラムを呼び出し、/var/adm/acct/nite/tmpwtmp ファイルから端末の回線利用状況に関するデータを収集し、そのデータを /var/adm/acct/nite/lineuse ファイルに書き込む。 prdaily スクリプトはこれらのデータを使用して回線利用状況を報告する。このレポートは特に不良回線の検出に有効となる。ログアウトとログインの回数の比率が 3 対 1 を上回る場合は、回線に障害が起こっている可能性が高い。 |
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tacct.h 形式の当日の合計課金ファイル |
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sum/tacct |
毎日の nite/daytacct データの累積が含まれており、課金の目的で使用される。monacct スクリプトは、各月または会計期ごとにデータの累積を新たに開始する。 |
sum/daycms |
runacct スクリプトは acctcms プログラムを呼び出し、当日中に使用されたコマンドを処理し、日次コマンド要約レポートを作成して、/var/adm/acct/sum/daycms ファイルにデータを保存する。ASCII バージョンは /var/adm/acct/nite/daycms ファイル |
sum/cms |
毎日のコマンド要約の累積。 monacct スクリプトの実行によって新たに累積を開始する。ASCII バージョンは nite/cms ファイル |
sum/loginlog |
runacct スクリプトは lastlogin スクリプトを呼び出し、/var/adm/acct/sum/loginlog ファイルのログインの中で最新のログイン日付を更新する。 lastlogin コマンドは、すでに有効ではないログインをこのファイルから削除する |
sum/rprt.MMDD |
runacct スクリプトが実行されるたびに、prdaily スクリプトによって印刷された日次レポートのコピーが保存される |