Solaris のシステム管理 (基本編)

スーパーユーザーまたは役割としてコンソールを起動する方法

自分自身のユーザーアカウントを使ってユーザーとしてコンソールを起動する場合は、Solaris 管理ツールへのアクセスが制限されます。十分なアクセス権を得るために、まずユーザー (自分自身) としてログインし、次に引き受けることができる役割のいずれかでログインできます。プライマリ管理者の役割を引き受けることができる場合は、スーパーユーザーの場合と同様に、すべての Solaris 管理ツールにアクセスできます。

  1. CDE 環境などのウィンドウ環境で操作していることを確認します。

  2. 次のいずれかの方法でコンソールを起動します。

    • コマンド行から、次のように入力する


      % /usr/sadm/bin/smc &
      

      コンソールが初めて起動するときは 1 〜 2 分かかります。

    • CDE フロントパネルの「ツール (Tool)」メニューから起動する

    • CDE のアプリケーションマネージャまたはファイルマネージャの「Solaris 管理コンソール」アイコンをダブルクリックして起動する

    「Solaris 管理コンソール」ウィンドウが表示されます。


    注 –

    Solaris 管理コンソールのスタートアップメッセージを表示する場合は、自分のウィンドウ環境でコンソールを開いてください。Solaris 管理コンソールを起動する前に、Solaris 管理コンソールサーバーを手動で起動しないでください。このサーバーは、Solaris 管理コンソールを起動すると、自動的に起動します。コンソールに関する問題の障害追跡については、Solaris 管理コンソールの障害追跡を参照してください。


  3. ナビゲーション区画の「管理ツール (Management Tools)」アイコンの下にある「このコンピュータ (This Computer)」アイコンをダブルクリックします。

    カテゴリのリストが表示されます。

  4. (省略可能) 適切なツールボックスを選択します。

    デフォルト以外のツールボックスを使用する場合は、ナビゲーション区画から該当するツールボックスを選択します。あるいは、コンソールメニューから「ツールボックスを開く (Open Toolbox)」を選択し、任意のツールボックスをロードします。

    各種ツールボックスの使用方法については、特定環境用のツールボックスを作成する方法を参照してください。

  5. カテゴリのアイコンをダブルクリックして、特定のツールにアクセスします。

    特定の作業の実行方法を確認する場合は、オンラインヘルプを使用します。

  6. ツールのアイコンをダブルクリックします。

    「ログイン (Log-In)」ポップアップウィンドウが表示されます。

  7. スーパーユーザーまたは役割のどちらでこのツールを使用するかを決めます。

    • スーパーユーザーとしてログインし、スーパーユーザーとして作業する場合は、手順 8 に進む

    • ユーザー (自分自身) としてログインし、プライマリ管理者の役割を引き受ける場合は、手順 9 と 10 に進む

  8. スーパーユーザーとしてログインしている場合は、root のパスワードを入力します。

  9. ユーザー (自分自身) としてログインしている場合は、バックスペースキーを使って root のユーザー名を削除します。次に、適切なユーザー ID とユーザーパスワードを入力します。

    ユーザーが引き受けることができる役割のリストが表示されます。

  10. プライマリ管理者の役割、またはそれと同等の役割を選択し、役割のパスワードを入力します。

    プライマリ管理者の役割の作成手順については、最初の役割 (プライマリ管理者) を作成する方法を参照してください。

    ツールのメインメニューが表示されます。