Solaris のシステム管理 (基本編)

SPARC: カーネルデバッガ (kadb) を使ってシステムをブートする方法

  1. システムを停止する必要がある場合は、システムのアボートキーシーケンスを入力します。

    アボートキーシーケンスは、キーボードのタイプによって異なります。たとえば、Stop+A または L1+A を押します。端末では、Break キーを押します。

    ok PROM プロンプトが表示されます。

  2. ファイルシステムを同期させ、クラッシュダンプを書き出します。


    > n
    ok sync
    
  3. syncing file systems... というメッセージが表示されたら、システムのアボートキーシーケンスをもう一度入力します。

  4. カーネルデバッガを使ってシステムをブートします。


    ok boot kadb
    
  5. ブートメッセージで、システムがカーネルデバッガ (kadb) を使用してブートしているかどうかをチェックします。


    Rebooting with command: kadb
    Boot device: /iommu/sbus/espdma@4,800000/esp@4,8800000/sd@3,0
    .
    .
    .

SPARC: 例 — カーネルデバッガ (kadb) を使ってシステムをブートする


<Stop - A を押す>
ok sync
syncing file systems...
<Stop - A を押す>
ok boot kadb