Solaris のシステム管理 (基本編)

テープドライブに別の密度を指定する

デフォルトでは、テープドライブはその「推奨」密度で書き込みますが、これは一般にそのテープドライブでサポートされる最大密度です。テープデバイスを指定しなければ、コマンドはデバイスでサポートされるデフォルト密度でドライブ番号 0 に書き込みます。

テープを特定の密度しかサポートされないテープドライブが付いたシステムに転送するには、目的の密度で書き込むデバイス名を指定します。次の表に、テープドライブに別の密度を指定する方法を示します。

表 52–4 テープドライブに別の密度を指定する

ドライブ、密度、巻き戻し 

使用するオプション 

第 1 のドライブ、低密度、巻き戻し 

/dev/rmt/0l

第 1 のドライブ、低密度、巻き戻しなし 

/dev/rmt/0ln

第 2 のドライブ、中密度、巻き戻し 

/dev/rmt/1m

第 2 のドライブ、中密度、巻き戻しなし 

/dev/rmt/1mn

ユニットおよび密度オプションについては、バックアップデバイス名を参照してください。