マシンセキュリティは、マシンのリソースが正しく使用されることを保証します。ユーザーまたは管理者は、アクセス制御を利用して、システムリソースへのアクセス権を許可するユーザーを制限できます。Solaris オペレーティング環境には、次のようなマシンセキュリティ機能とアクセス制御機能が含まれています。
ログイン制御 – コンピュータ上のハードウェア、ファイル、プロセスへのアクセス。第 3 章「マシンのセキュリティの適用 (手順)」を参照
UNIX® アクセス権 – ファイルまたはディレクトリの属性。アクセス権を使用すれば、ファイルの読み取り、書き込み、実行、あるいはディレクトリの検索を行えるユーザーおよびグループを制限できる。第 4 章「ファイルのセキュリティの適用 (手順)」を参照
役割によるアクセス制御 (RBAC) – 特殊な制限付きユーザーアカウントを作成するためのアーキテクチャ。特定のセキュリティ関連タスクの実行を許可する。第 5 章「役割によるアクセス制御 (概要)」を参照
セキュリティ強化スクリプト – スクリプトを使用することにより、多数のシステムファイルとパラメータを調整し、セキュリティの危険性を減少させる。第 8 章「自動セキュリティ拡張ツールの使用 (手順)」を参照
デバイス割り当て – フロッピーディスクや CD-ROM ドライブなどのデバイスを使用できるユーザーを制限する機能。デバイス割り当てにより、権限を持つ特定のユーザーだけがデバイスを使用できる。デバイス割り当ての管理 (作業)を参照
SunScreenTM 3.2 Secure Net – 組織のネットワークを出入りする情報のフローを選択的に制御するためのファイアウォール。このファイアウォールは、ネットワーク内のセグメント間の情報フローも制御できる。SunScreen 3.2 のマニュアルセットを参照