Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

group トークン (現在は使用しない)

このトークンは、newgroups トークンに置き換えられています。newgroups トークンは同じ種類の情報を少ない領域で提供します。ここでは完全を期すために group トークンについて説明しますが、アプリケーション設計者は newgroups トークンを使用してください。praudit の出力では、どちらのトークン ID にも group というラベルが付いているため、praudit がこれら 2 つのトークンを区別しない点に注意してください。

group トークンは、プロセスの資格からグループエントリを記録します。group トークンには次の 2 つの固定長フィールドがあります。

このトークンの残りの部分は 0 個以上のグループエントリからなっています。praudit コマンドでは、group トークンは次のように表示されます。


group,staff,admin,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1,-1

次の図に group トークンの形式を示します。

図 23–12 group トークンの形式

この図については、前の本文中で説明しています。


注 –

group トークンは、監査ポリシー group が有効なときにだけ出力されます。