名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 終了ステータス | ファイル | 属性 | 関連項目
lurename コマンドは、Solaris オペレーティング環境の Live Upgrade 機能を提供するコマンド群の 1 つです。Live Upgrade 機能については、live_upgrade(5) のマニュアルページを参照してください。
lurename コマンドは、ブート環境 (BE) の名前を BE_name から new_name に変更します。
new_name は 30 文字を超えてはならず、使用できる文字は、英数字とその他の ASCII 文字 (UNIX シェルにとって特殊な意味を持つ文字は除く) だけです。sh(1) の「クォート」セクションを参照してください。BE 名に使用できるのは、8 ビットで表現できるシングルバイトの文字だけです。空白文字を含めることはできません。new_name は、システム上で一意のものでなければなりません。
BE 名を変更する前に、BE のステータスが complete になっていることを確認してください。BE のステータスを確認するには、lustatus(1M) を使用します。なお、lumount(1M) または mount(1M) でファイルシステムがマウントされている BE の名前は変更できません。
BE 名の変更は、BE を Solaris の新しいリリースにアップグレードするときに有用です。たとえば、オペレーティングシステムのアップグレードに伴って、BE 名を solaris7 から solaris8 に変更できます。
lurename コマンドを実行するには、root 権限が必要です。
lurename コマンドには、次のオプションを指定できます。
変更したい BE の名前を指定します。
エラーメッセージとステータスメッセージを、現在の環境での書き込み先だけでなく、error_log にも書き込みます。
新しい BE 名を指定します。new_name は、システム上で一意のものでなければなりません。
すべてのコマンド出力を、現在の環境での書き込み先だけでなく、outfile にも書き込みます。
XML 出力を有効にします。XML の特性は DTD (/usr/share/lib/xml/dtd/lu_cli.dtd.<num>) に定義されています。<num> は、各 DTD ファイルのバージョン番号を示します。
システム上にある BE のリスト
Live Upgrade の DTD (-X オプションを参照)
次の属性については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWluu |